プライブ・シェルター、ASP型の個人情報管理システムを提供

藤本京子(CNET Japan編集部) 2005年03月25日 18時25分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 プライブ・シェルターは3月25日、データの分散システムを利用したASP型の個人情報管理システム「PrivSHELTER」を4月1日より販売すると発表した。基盤となる技術として、NTTコミュニケーションズの開発した「秘密分散システム」を採用している。

 秘密分散システムは、データを3つに分散することでひとつひとつが意味をなさないようにし、そのうちひとつが盗難にあった場合でも、3つのうち2つの情報を元にデータの復元を行えるというシステムだ。手元にないデータは、すぐに無効とすることができる。このシステムに、プライブ・シェルターと日立ビジネスソリューションが共同開発した安全なアプリケーションデータベースサーバを利用し、ASP型で個人情報管理サービスを提供する。

プライブ・シェルター代表取締役社長 大竹輝明氏

 プライブ・シェルター代表取締役社長 大竹輝明氏は、「これまで一般的にセキュリティ対策として用いられてきた計算量に依存する暗号化技術では、時間と共に陳腐化し、ハッキングされる危険性も高まるため、常に最新の暗号化技術を自社システムに導入し続けなくてはならない。これは技術的にも経済的にも現実的ではない」とし、必要な情報がそろわない限り解読不可能となる同技術の有効性と、APSサービスの利便性を説明した。

 秘密分散システムを利用して安全性を確保するほかにも、同サービスでは専用のクライアントPC端末と専用のUSB認証キーを提供し、この2つの組み合わせによってのみデータベースへのアクセスを許可している。さらに、IP-VPN専用線を別途契約し、この専用線以外からのアクセスは受け付けないなど、PCやUSBが盗難にあった場合でも情報が保護される仕組みを提供する。

 PrivSHELTERの価格は、初期費用が126万円(税込)で、月額利用料が31万5000円(税込)から。これには、専用のUSBキー(最小構成:2個貸出)、専用クライアントPC端末(最小構成:2台貸出)が含まれる。販売方法としては直接販売を予定しているが、今後は代理店販売なども検討していくという。大竹氏は、初年度の目標として、「顧客を100社獲得し、売上3億6000万円をめざす」としている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
藤本恭史「もっと気楽にFinTech」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
米ZDNet編集長Larryの独り言
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
田中克己「2020年のIT企業」
大木豊成「Apple法人ユースの取説」
デジタル未来からの手紙
モノのインターネットの衝撃
松岡功「一言もの申す」
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
今週の明言
アナリストの視点
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
スマートデバイス戦略
セキュリティ
ネットワークセキュリティ
セキュリティの論点
スペシャル
de:code
Sapphire Now
VMworld
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
デプロイ王子のテクノロジ解説!
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
さとうなおきの「週刊Azureなう」
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
北川裕康「データアナリティクスの勘所」
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
Windows Server 2003サポート終了
実践ビッグデータ
中国ビジネス四方山話
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化