MS、廉価版データベース「SQL Server 2000 Workgroup」を発表

Martin LaMonica (CNET News.com) 2005年02月25日 12時45分

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 Microsoftが米国時間23日、データベース製品の廉価版を発表した。これを受け、データベース市場では製品の低価格化がより一層進む可能性がある。

 同社は今年前半のうちに、小規模ビジネス向けの「SQL Server 2000 Workgroup」をリリースする予定だ。同製品は、1プロセッサ当たり3899ドルで販売される。また、今夏に発表を予定している「SQL Server 2005」には、いくつかの新機能が追加される。また同社は、Dellとの再販契約も拡大し、ユーザーがDellのサポートを受けられるようにするという。

 Microsoftはこれらの改良された製品スイートを提供することによって、OracleやIBMなど大手ベンダーのデータベース製品やオープンソース製品を退けようと考えている。

 MicrosoftのSQL Server部門でプロダクトマネジメント担当ディレクターを務めるTom Rizzoは、「わたしたちは、ライバルが誰であろうと、必ず競争に勝ち続けるつもりだ。パッケージングとライセンシングが、本製品の特徴になると信じている」と述べた。

 データベースサプライヤーの大手3社といえば、Microsoft、Oracle、IBMである。市場調査では、この3社がリレーショナルデータベースに対する全支出の大部分を分け合っているという結果が出ている。OracleとIBMは2004年、中規模企業の需要を活性化するため、データベース製品の廉価版を発表した。Microsoftは、以前から中規模企業に顧客を多く抱えている。

 2004年は、オープンソースデータベースに対する関心が大きくなった年でもあった。もっとも、こうした製品に対する支出は、何十億ドル規模を誇るデータベース市場ではまだまだ少額である。オープンソースソフトウェアは基本的に無料で使用でき、企業ユーザーは通常、プロバイダのサポートサービスに対して対価を支払っている。

 すでに競争が過熱している分野でオープンソースが伸びてきたことにより、同市場における価格競争はますます熾烈化するだろうと、Forrester ResearchのアナリストNoel Yuhannaは分析する。

 「価格を巡る戦争が発生するだろう。オープンソースに対抗するため、既存のプロバイダが急にエントリーレベルのデータベースに力を入れ始めた」(Yuhanna)

 Yuhannaは、先進的な機能を安価な製品に移植し、価格のオプションに幅を持たせようというMicrosoftの戦略は、こうした市場のダイナミクスを反映したものだとしている。

 Rizzoによると、SQL Server 2000およびSQL Server 2005のWorkgroupバージョンを発売するのは、価格に敏感な顧客、とりわけ規模の小さな組織に対して、より優れた選択肢を提供するためだという。Workgroupバージョンはプロセッサを2基搭載し3Gバイトのメモリを積んだマシンでしか動作しない。

 Workgroupバージョンには、Management Studioという管理ツールが付属する。このツールは、SQL Server 2000もしくはSQL Server 2005のどのバージョンでも利用できる。またWorkgroupバージョンには障害時のフェイルオーバー機能も付いており、問題が発生した場合にバックアップのデータベースサーバを自動的に起動できるようになっている。

 SQL Server 2005のStandardバージョンは、他のバージョンと同様に、レポート用ツールが付属し、メモリの制限がない。この製品の価格は1プロセッサ当たり5999ドル。また、負荷の高いタスクの処理用に設計された2万4999ドル(1プロセッサ当たり)のEnterpriseバージョンには、大型の解析用データベースにデータを転送するためのツール類が新たに付属する。

 Express、Workgroup、Standard、Enterpriseという4つのバージョンに共通の機能が搭載されることで、顧客はSQL Serverを利用してデータベースアプリケーションを比較的低コストで構築でき、またアプリケーションの利用が増えるのにあわせて、より堅牢な機能を追加できることになるはずだと、Rizzoは述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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