「メールセキュリティを包含する製品は需要が高い」--米CipherTrustのJay Chaudhry会長

日川佳三 2005年03月17日 20時35分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 電子メールのセキュリティアプライアンスを開発する米CipherTrust。主力製品の「IronMail」は、メールサーバに必要なセキュリティ機能を1台に集約した機器だ。米国での実績を受け、国内でも東京エレクトロンが2月23日にエントリ機種「IronMail S-10 Secure Platform」を初めて出荷した。

メールの保全に特化した専用機器

 IronMailとは、Unixベースで開発した独自のセキュアOSに、独自開発のメール中継ソフトを乗せた製品。自ホストに対する攻撃を既知の攻撃パターンに照らし合わせて防御する不正アクセス防止機能も備える。この中核機能に加え、ウイルス/スパム対策機能、メールの署名・暗号化機能、社内のウェブメールサーバを使うためのウェブプロキシ機能を備える。

 メール中継機能では、システム的にスパムを遮断する方策として、1個のTCPコネクションを切らずに複数のメール中継を依頼する振る舞いを禁止する機能を備える。この方法は、時間あたりのメール配信数を増やす方法として一般的であり、世の中のメール配信サービスがよく採る手法である。このほか、Sender IDやSender Policy Frameworkなど、メールを発信したメールサーバを認証するための各仕様を利用できるようにした。

 ウイルス対策機能は、Sophos、McAfee、他社のOEM(相手先ブランドによる生産)供給から成る3種類のウイルス対策ソフトを搭載した。いずれか1つまたは複数を組み合わせられる。スパム対策機能は、アドレスなどヘッダ情報のフィルタリング、中継を許可/禁止するホワイト/ブラックリスト、メールの中身を判別するコンテンツ・フィルタリングで構成する。

 署名・暗号機能は、SSL(Secure Socket Layer)、S/MIME、PGP(Pretty Good Privacy)を実装した。公開鍵暗号化方式を用いて電子署名や通信内容の暗号化を実現するもので、SSLとS/MIMEは特に信頼できる第三者が署名した電子証明書を用いる。SSLは、メールソフトとIronMail間、およびIronMailと相手のメールサーバ間を認証し、通信を暗号化する。 S/MIMEとPGPは本来はメールソフトとメールソフトとの間のエンドツーエンドでの電子署名と通信内容の暗号化をする機構だが、IronMailと他のメールサーバとの間での認証と暗号化にも利用する。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
藤本恭史「もっと気楽にFinTech」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
米ZDNet編集長Larryの独り言
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
田中克己「2020年のIT企業」
大木豊成「Apple法人ユースの取説」
デジタル未来からの手紙
モノのインターネットの衝撃
松岡功「一言もの申す」
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
今週の明言
アナリストの視点
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
スマートデバイス戦略
セキュリティ
ネットワークセキュリティ
セキュリティの論点
スペシャル
de:code
Sapphire Now
VMworld
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
デプロイ王子のテクノロジ解説!
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
さとうなおきの「週刊Azureなう」
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
北川裕康「データアナリティクスの勘所」
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
Windows Server 2003サポート終了
実践ビッグデータ
中国ビジネス四方山話
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化