BEA、非プログラマ向けの開発ツールを発売へ

Martin LaMonica (CNET News.com) 2005年03月09日 21時54分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 BEA Systemsは、これまで扱ってきた開発者向け製品の売上が伸び悩んでいることを受け、新しい分野のユーザー開拓に乗り出そうとしている。新たなターゲットは、IT部門の対応の遅さに不満を抱く普通のビジネスマンだ。

 BEAは新しい製品ラインの発表を計画している。この製品は従来のものとは別ブランドで販売され、今後数カ月にわたって段階的にリリースされることになると、同社の複数の幹部がCNET News.comに対して明らかにした。このソフトウェアは、特にプログラマでなくてもJavaコードの生成/変更が行えるように設計されている。

 BEAは、ビジネスアプリケーションを開発/稼働させるためのサーバソフトウェアや開発ツールを販売している。同社の典型的なユーザーは、Javaベースのソフトウェアを開発するプログラマや、ソフトウェア設計者やCTOなどの技術系幹部だ。

 同社の新製品ラインは、たとえば購買担当ディレクターやビジネスアナリストのような、技術的な訓練を受けた経験はないものの、新しいソフトウェアがどう動作すべきかを理解できるビジネスマンをターゲットにしたものとなる。BEAの目標は、技術の専門家やJavaプログラマのような限られたユーザー層以外にも製品を販売することにある、と同社幹部は述べている。

 「この製品は、ビジネスユーザー市場という、これまでよりかなり大きな対象に向けたものとなる」と、BEA最高経営責任者のAlfred Chuangは言う。「いずれは、ユーザーがアプリケーションをコントロールすることになるだろう」(Chuang)

 営業の立場からみれば、IT部門を素通りしてビジネス部門へ直接販売を行うやり方は、企業顧客からより多くの売上を得るための手法として、ますます多く使われるようになっている。ソフトウェアベンダー各社は、このアプローチを使って販売プロセスを加速させ、新たな収益源を見つけ出せればと考えている。

 新製品ラインは、BEAにとって短期的にはあまり大きな果実をもたらさないかもしれない。だが、この製品の発売は同社にとって重要な節目となる。

 BEAのライセンス収入は4四半期連続で減少しており、前年には多くの上級幹部が同社を離れたことで、事業の見直しを迫られた。

 同社のコアビジネスは複数の面で攻撃にさらされている。MicrosoftやIBM、Oracle、SAPなどの大手各社は、いずれもミドルウェアと呼ばれるインフラソフトウェアの市場に狙いを定めている。さらに、JBossに代表されるようなオープンソースのJavaアプリケーションサーバからもプレッシャーを受けている。

 最先端の技術を持ち、革新的な企業という同社の評判は、以前は同社が契約を獲得するの役立ってきたが、いまではこの評判も真価を問われるようになっている。「過去1年間に、同社で最も優秀とされていた技術系のリーダーが数多く辞めたことで、BEAの評価には疑問の声も上がっている」と、Sanford Bernsteinの金融アナリストCharles Di Bonaは述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
ビジネスアプリケーション

関連ホワイトペーパー

SpecialPR