IBMとネットワーク・アプライアンス、EMC対抗で結束

Matt Hines

2005-04-07 13:08

 IBMとNetwork Applianceは米国時間6日、製品製造に関する新たなパートナーシップ契約を結んだと発表した。両社はこの提携を通して、一部ストレージ製品のマーケティングを共同で行い、マーケットリーダーであるEMCを追撃する構えだ。

 同契約の下、IBMは間もなく、Network Applianceが製造するシステムをIBMブランドで販売開始する。IBMブランドで販売されるのは、Network Applianceの「NearStore」および「NetApp V-Series」ストレージシステムの各バージョンで、これらのデバイスを稼働させるソフトウェアも同梱される。

 両社によると、同契約によりIBMは他のどの再販業者よりも多くの国々にNetwork Applianceの技術を投入することになるという。

 IBMの幹部は、本契約が締結されたことで、アーキテクチャ開発における高い柔軟性を求めるEMC製品ユーザーに、新たな選択肢を提供できると述べている。Network Applianceが製造するシステムは、オープンスタンダードに基づいて設計されているというのがその理由だ。

 「われわれの顧客は、ポイントソリューションではなく、もっと統合的な製品を導入するようになっている」と、IBMのTotal Storage部門を率いるワールドワイドバイスプレジデントBarry Rudolphは述べている。「産業界において他社とオープンかつ協力的な関係を築くことは、より広範な製品ラインを確保することにつながる。また、EMCを含むプロプライエタリ分野での競合企業よりIBMの方が、多くの選択肢を多くの顧客に提供できるようになることも意味している」(Rudolph)

 両社は、同契約の締結で、Network Applianceのソフトウェアアプリケーションと、IBMの「Tivoli Storage Manager」製品ラインの統合が促進されるとも話している。IBMのTivoli Storage Managerは、IBMのパートナー企業製品とともに使用できるよう開発された、バックアップおよびリカバリ製品パッケージだ。さらにNetwork Applianceは、IBMをNetApp製品のテープシステムの優先的なサプライヤーとして位置付けるとも発表している。

 両社ともに、今後も積極的に他企業とパートナーシップを結んでいく意向だという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]