日本BEAとデンマークのKapow、ウェブアプリやデータを短期間でポータルに統合

別井貴志(編集部) 2005年04月08日 19時37分

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 日本BEAは4月8日、エンタープライズポータルの構築や管理を実現するための統合的なフレームワーク製品「BEA WebLogic Portal」のアドオン製品「Kapow RoboSuite, BEA WebLogic Edition」を4月11日から発売すると発表した。

 この製品は2種類のパッケージがあり、既存のウェブコンテンツを短期間でポータルに融合できる「Kapow RoboSuite, BEA WebLogic Edition, WebClipping Version」が1CPUあたり230万円、WebClippingに加えて高度なウェブアプリケーションの統合とウェブデータの収集を可能とする「Full Version」が同540万円となっている。

日本BEAのマーケティング本部長である保阪武男氏

 Kapow RoboSuiteは、デンマークに本拠を構えるKapow Technologiesの製品だ。米BEAと同社はグローバル展開で提携しており、2年以上の協業関係にある。日本BEAのマーケティング本部長である保阪武男氏は「Kapow RoboSuiteが日本語でも使えるかどうかを検証してきたが、問題がないと判断できたので日本での投入に踏み切った」と製品発売の動機を述べた。そして、「以前に『企業ポータルサイトの構築』が流行したこともあり、いまや各部署や企業で乱立している状態にある。そこで、こうした社内外の多様で複数のポータルや利用可能なコンテンツ、アプリケーションを1つのポータル上に短期間で統合するニーズが急速に高まってきており、今回の製品はこれにマッチしたものだ」と潜在需要の高さをアピールした。

 機能としては、まずコンテンツクリッピング機能「Web Clipper」がある。認証が必要なサイトを含めて、ウェブサイトから最新の情報や部品を切り出して、編集や加工を施して統合できる。たとえば、Googleの検索フォームや、ニュースフィード、株価情報などをポータルに取り込んめる。こうした取り込みは、取得元のウェブサイトの対話構造を保持したまま、ほかの取り込み部品と組み合わせたり、インターフェースを加工したりして、企業ポータルに合わせた形で再構成できる。ウィザードを使えば、WebLogic Portal用ポートレットをプログラミングなしで、WYSIWYGのような感覚で自動作成が可能だ。

Kapowの営業担当バイスプレジデントであるヨナス・アムストラップ氏

 また、「Web Collector」は、さまざまなウェブソースにあるコンテンツやデータを、データベースやコンテンツ管理システム(CMS)に自動集約し格納する機能だ。もう1つ「Web Integrator」は、APIやWebサービスインターフェースによって、ビジネスロジックやデータをイントラネットやインターネット上で統合する機能だ。こうした機能により、たとえば複数の保険会社からの見積もりや多数のサプライヤの在庫情報、外国為替のレート変換、債券の利率計算などの動的なデータやロジックを切り出し、ポータルに統合させられる。

 Kapowの営業担当バイスプレジデントであるヨナス・アムストラップ氏は「複数のポータルを短期間で統合できるのが強みだ。投資銀行のクレディ・スイス・ファースト・ボストンへの実績では、社内の大規模ウェブアプリケーションの一部を顧客に開放する案件で、他社はこれを解決するのに2〜3年かかるとしたが、われわれは4カ月で完了させた」と優位性を強調した。

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