SSJが統合業務パッケージをWebサービス化

日川佳三(編集部) 2005年04月20日 20時16分

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 エス・エス・ジェイは8月31日、新たにフロントエンド部分をWebサービス化した統合業務パッケージの新版「SuperStream-CORE Version3.0」を出荷する。販売開始は5月31日。価格は300万円からで、現行版と変わらない。販売目標は新版だけで初年度に100社で2億円、3年後には300社で9億円を見込む。

 新版のVersion3.0は、クライアント・サーバ型で動作する現行版のVersion2.0の業務機能を据え置き、フロントエンドをWebサービス化した製品である。新版(Webサービス版)出荷後も、現行版のVersion2.0を並行して出荷する。単一のデータベースに対して、両版のクライアントを混在して運用できる。

 現行のクライアント・サーバ型では、クライアント・ソフトが直接データベース・サーバにSQL文を発行したり、データベース側のロジックであるストアド・プロシージャを直接キックする仕組みを採っていた。このため、あらかじめユーザーに専用のクライアント・ソフトを配布しておく必要があった。専用クライアントは、米PowerSoft(現在は米Sybase)が開発したビジュアル開発ツールの「PowerBuilder」を用いて作りこむ必要があった。

 新版では、現行版の専用クライアントと同じ機能、つまり業務ロジックとデータベースのクライアント機能を、Microsoft .NET Framework上で稼働するアプリケーションに置き換え、Webサービス型にした。アプリケーションは、サーバ側アプリケーションが主に業務処理を実施し、クライアント側は画面機能を担う。クライアントとサーバとのやり取りは、SOAPメッセージをHTTPで転送する。

 フロントエンドをWebサービス化したことによるメリットは、専用クライアントの操作性を維持しながら、Visual Basicなど技術者が豊富な開発言語を用いることができる点である。今回Webサービス化にあたり、入力データの判定など、統合業務パッケージのためのソフト部品(ユーザ・インタフェース部品)を用意した。

 クライアント管理コストの削減も可能になる。画面となるクライアント・ソフトに変更を加えた場合、ウェブサーバを経由してダウンロード可能であるため、あらかじめクライアント・ソフトを配布しておいたり、ソフト配布のための特別な仕組みを別途用意する必要がない。クライアントソフトは実行形式であり、画面ごとに独立する。サイズは、1つの画面で「100Kバイト以下程度」(エス・エス・ジェイ)である。

 稼働環境は以下の通り。データベース管理システムは米Oracle製品。ウェブサーバ・ソフトは米MicrosoftのIIS(Internet Information System)6.0。なお、ウェブサーバ側とクライアント側に.NET Frameworkを導入しておく必要がある。

新版(.NET Framework版)の仕分入力画面

現行版(PowerBuilder版)の仕分入力画面

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