インテルが出荷前サーバの検証センターを運用開始

日川佳三(編集部) 2005年04月26日 15時33分

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 インテルは4月26日、検証用施設「インテル ソリューション・センター」の運用を始めた。同社の64ビットCPUの最新版を搭載したサーバを用いて動作や性能を検証する施設であり、ソフトウェアのチューニングを支援するエンジニアを配備した。設置場所は、千代田区にある同社東京本社内である。

 利用者から見た同センターの意味は、出荷前の最新版64ビットCPUに自社のシステムを適合させるための検証機能を提供するというもの。例えば同センターの主要な利用者であるソフト・ベンダーであれば、マルチスレッド化させたミドルウェアやアプリケーションの性能をCPUの出荷前にチューニングすることが可能になる。

 インテルは施設に付随して、ソフトウエアの性能を高めるためのノウハウを利用者であるソフトベンダーに供与する。最適化コンパイラ、性能解析ツール、関数/クラスライブラリなどを提供するほか、個々の案件ベースではエンジニアによるコンサルティングを有償で実施する体制を整えた。ツールを使いこなすためのトレーニングサービスも斡旋する。

 従来、検証センターは、サーバ機を出荷するメーカー兼SIベンダーが自社の顧客や潜在顧客向けに提供している販促施設だった。今回インテルが用意した検証センターは、既存システムの64ビット化とデュアルスレッド化の動きを促進するという大きな意味での販促を目的とするが、ソフト・ベンダーを主な利用者とする点でメーカーが用意する検証センターと住み分ける。

 ただし、インテルの取締役でエンタープライズ&ネットワークソリューションズ本部長の町田栄作氏は、「SIベンダーやユーザー企業が企業情報システムの性能検証に利用することも想定している」と、視野を広く持つ点を強調した。従来は、企業情報システムに関わるユーザー企業やSIベンダーが半導体企業のインテルと交わる機会は皆無だったが、同センターを皮切りに接点を持っていく。

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