マイクロソフトのXML開発者、「Office」の未来を語る

Martin LaMonica (CNET News.com) 2005年04月28日 13時09分

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 Microsoftは、同社のユビキタス製品とも言うべき「Office」デスクトップアプリケーションスイートにどのようなアップグレードを施していく予定なのか、Jean Paoliに話を聞いた。

 Paoliは、Officeを担当するMicrosoftのInformation Worker部門に属しているわけではないが、同製品の開発に大きな影響力を持つ人物だ。XML標準仕様の著者の1人でもあるPaoliは、MicrosoftのXMLアーキテクチャ部門シニアディレクターとして、「Office 12」や、間もなく発表される次期Windows「Longhorn」といった、幅広い製品の開発に携わっている。

 Microsoft会長Bill Gatesは今週初め、2006年にリリースする予定のLonghornには、ファイルの印刷や共有に利用できるXMLベースの文書フォーマット「Metro(開発コード名)」が含まれると述べた。

 Metroをサポートするプリンタでは、Longhorn上で作成されたドキュメントをより迅速に、より忠実にレンダリングすることが可能になるという。またユーザーは、ファイルの作成に利用されたアプリケーションを所有していなくても、当該のファイルを共有できるという。

 Officeには、XMLに関連する機能が大量に搭載されるようになっている。次期バージョンでは、知識のないユーザーでも、保険請求処理などの業務のワークフローを簡単に自動化することができる。現状では、こうしたことを実現しようと思ったら、ソフトウェアプログラマにコードを記述してもらう必要がある場合が多い。

 Paoliは、「ワークフロー業務ではXMLが大量に利用されるようになり、その結果、多くのユーザーの手間が省かれることになる」と話している。Office 12のリリースは2006年に予定されているが、Paoliは同製品の詳細は明かしていない。

 「企業が所持する何百万というXMLドキュメントは、収益増加を目指すソフトウェア企業にとって、大きなビジネスチャンスとなる」(Paoli)

 Paoliは、今後5年間以内に、新しいドキュメントの75%がXMLで作成されるようになると予測している。すべての電子情報におけるXMLフォーマットドキュメントの占める割合は、現在ではまだほんのわずかだ。

 Microsoftの最新の生産性ツールスイートは「Office System 2003」だが、同社はこれにドキュメントをXML形式で保存する機能を追加し、ユーザーが独自にスキーマを定義できるようにした。

 MicrosoftはOffice System 2003で、デスクトップアプリケーションと、「SharePoint」ポータルソフトウェアのようなサーバソフトウェアの連携を強化した。また、企業ネットワークでデータを処理するために使用するOfficeアドオン「InfoPath」を搭載した。Paoliは、サーバとMicrosoftのOfficeデスクトップ製品間の連携強化に期待してほしいと述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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