マイクロソフト、Office 12でXMLベースのファイルフォーマットを採用へ

Matt Hines(CNET News.com) 2005年06月02日 13時16分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Microsoftは米国時間1日、来年発売予定の「Office 12」に含まれるExcel、PowerPoint、Wordの各アプリケーションで、新たにXML(Extensible Markup Language)ベースのファイルフォーマットを採用することを明らかにした。

 Microsoft関係者によると、同社が従来使用してきたバイナリ形式のファイルフォーマットがオープンな標準に基づくXML形式に変更になれば、Office 12を導入する企業ではXMLデータを扱うアプリケーションとOffice 12とのデータのやりとりが容易になるという。

 XMLベースのファイルフォーマットに移行することで、Officeで作成される多くのファイルは、サイズが小さくなり、また壊れにくくなると、Microsoftでは説明している。

 Microsoftの沼本健シニアディレクター(Office System担当)によると、ExcelやWordはすでに一部のXMLデータを扱えるものの、新しいフォーマットが導入された場合には、PowerPointも含む3つのアプリケーションが完全にXML標準に準拠することになるという。新しいフォーマットの最大の利点は、ユーザーが個々のファイルを開かずに各種ドキュメントからデータにアクセスし、その情報を新たな目的に使えるようになることだと同氏は説明する。

 「ドキュメントにバックエンドの複数のデータソースや業務ラインのデータソースを統合するなど、多くのシナリオが考えられる。Excelをバックエンドシステム上にある営業データと接続することもできる。そうなれば、コンテンツとデータの違いを意識しなくても済む」(沼本氏)

 Microsoftは、新しいファイルが既存のドキュメントと互換性を持つことになると述べ、またOffice 2000以降のバージョンを使うユーザーには無償でダウンロードできる「コンバータ」を配布して、新フォーマットのファイルを扱えるようにすると約束した。Office 12では、新しいファイルを使わないという指定も可能だが、2006年後半の出荷時には、先の3つのアプリケーションでXMLフォーマットがデフォルト設定となる。

 さらに、新しいフォーマットを利用するユーザーが古いシステムで作成したドキュメントを開いて保存すると、互換性の問題を簡略化するため、そのファイルは最初に作成したときのフォーマットで保存されるようになる。新フォーマットのファイル拡張子には、Microsoftの既存の表記方法に「x」の文字が付加される。たとえば、Wordで作成したドキュメントにはファイル名に「.docx」の拡張子が付くことになる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
ビジネスアプリケーション

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
藤本恭史「もっと気楽にFinTech」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
米ZDNet編集長Larryの独り言
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
田中克己「2020年のIT企業」
大木豊成「Apple法人ユースの取説」
デジタル未来からの手紙
モノのインターネットの衝撃
松岡功「一言もの申す」
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
今週の明言
アナリストの視点
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
スマートデバイス戦略
セキュリティ
ネットワークセキュリティ
セキュリティの論点
スペシャル
de:code
Sapphire Now
VMworld
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
デプロイ王子のテクノロジ解説!
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
さとうなおきの「週刊Azureなう」
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
北川裕康「データアナリティクスの勘所」
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
Windows Server 2003サポート終了
実践ビッグデータ
中国ビジネス四方山話
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化