韓国MSNサイトがハッキング攻撃の標的に--マイクロソフト発表

Joris Evers(CNET News.com) 2005年06月03日 20時58分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 韓国MSNウェブサイトがハッキング攻撃を受けたことを示す形跡が見つかったと、Microsoftが発表した。同社によると、攻撃の目的はユーザー情報を盗み出すことだったと見られ、問題部分の修正は完了したという。

 Microsoftの広報担当Adam Sohnによると、攻撃を受けたのは、MSN Koreaウェブサイトのニュースセクションだったという。同社は同サイトが攻撃されているとの連絡を受け、問題部分を修復するため5月31日の朝に2〜3時間ほどサイトを閉鎖した。

 今のところMicrosoftでは、この攻撃による被害者が出たとの報告は受けていない。Sohnによると、同社は依然としてこの問題の調査を続けており、警察にも事件の調査と取締りを要請したという。

 Sohnは、攻撃者らがインラインフレーム(IFRAME)機能を使って、韓国版MSNサイト内に新たな別のフレームを埋め込んでいたことが、初期調査で判明したと説明する。MicrosoftのInternet Explorerウェブブラウザには、IFRAMEの処理に関する脆弱性があったため、この機能は悪質な攻撃に利用される可能性があった。同社は2004年12月に、この脆弱性を修復するためのパッチを公開した。

 攻撃者は、このIFRAMEの脆弱性を突くことにより、攻撃対象のPCを乗っ取ることができる。ただ、MicrosoftのWindows XP Service Pack 2を適用済みのPCに関しては、この欠陥は修復されている。

 Microsoftは、他のMSNサイトに関しては同種の攻撃に対する脆弱性はないと確信している。Sohnによると、韓国版サイトは、米国やその他の国のものとは異なり、Microsoftではなく別の提携企業が管理していたという。「パッチをあてていないサーバがあったのかもしれない」とSohnは語る。恐らくこれが今回の不正侵入を招いた原因だろう。

 Sohnによると、Microsoft自身のデータセンターでは、間違いなく全てのサーバが安全な場所に設置され、パッチも適用されているという。

 韓国ではブロードバンドやモバイルインターネットの利用が盛んだ。MicrosoftのMSN部門にとって、韓国は重要な市場であり、これまでも同国で様々な新サービスを試行してきた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
藤本恭史「もっと気楽にFinTech」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
米ZDNet編集長Larryの独り言
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
田中克己「2020年のIT企業」
大木豊成「Apple法人ユースの取説」
デジタル未来からの手紙
モノのインターネットの衝撃
松岡功「一言もの申す」
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
今週の明言
アナリストの視点
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
スマートデバイス戦略
セキュリティ
ネットワークセキュリティ
セキュリティの論点
スペシャル
de:code
Sapphire Now
VMworld
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
デプロイ王子のテクノロジ解説!
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
さとうなおきの「週刊Azureなう」
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
北川裕康「データアナリティクスの勘所」
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
Windows Server 2003サポート終了
実践ビッグデータ
中国ビジネス四方山話
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化