日本BEAがESBを軸に新ブランド「AquaLogic」製品群を展開

日川佳三(編集部) 2005年06月22日 00時02分

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 Javaアプリケーション・サーバ大手の日本BEAシステムズは今夏から順次、ESB(エンタープライズ・サービス・バス)製品を主軸とする新ブランド「AquaLogic」製品群を出荷する。Webアプリケーション・サーバなどSOA(サービス指向アーキテクチャ)を構成する個々のサービスやデータソースを統合することで新たな付加価値を生む製品群であり、EJBコンテナであるWebLogic上で稼動するJ2EEアプリケーションとして実装する。

 AquaLogicを構成する製品は以下の通り。メッセージング基盤は、ESBソフト「AquaLogic Service Bus」(旧称Project QuickSilver)と企業内UDDI(Universal Description,Discovery,and Integration)ソフト「AquaLogic Service Registry」で構成する。Service Busは、WebサービスのSOAPに限らず、JMS(Java Message Service) APIやTPモニター製品のTUXIDOやMQなど広範なメッセージを扱える。Service Registryは、UDDIリポジトリであり、企業内の情報システムのありかなどリソースの属性を管理するメタディレクトリである。

 SOAを実現するメッセージング基盤製品群をビジネスに応用する「AquaLogic Data層」として、「AquaLogic Data Service Platform」(旧称Liquid Data for WebLogic)と、アクセス権限管理などセキュリティ運用のための「AquaLogic Enterprise Security」を用意した。Data Service Platformは、ESB経由で得られる複数システムのデータを単一のビュー画面で統合するソフトである。データの抽出だけでなく更新を含むアプリケーション画面を構築できる。

 この他、AquaLogic製品群として、企業内のデータを活用するためのポータルソフトなども用意する。WebLogicブランドのポータルソフトと比べ、データを活用するエンドユーザーがポータル機能を開発する際に、Javaの知識を必要としないものになる。

 AquaLogicの背景には、機能のインタフェースの粒度が、より抽象度を増してきているという状況がある。Webアプリケーション・サーバを用いて構築した1つの業務アプリケーションは、AquaLogicから見れば部品の1つである。メッセージングの対象を業務の単位に近づけて抽象度を高めることで、より高付加価値なビジネスへ移行していくという流れである。事実、アプリケーション・サーバ製品やEAI(アプリケーション統合)製品を出荷するベンダーは、Webサービスなど抽象度の高いメッセージング基盤製品と、メッセージング基盤を利用した企業内データ活用のための製品を企画している。

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