韓国政府、国産Linuxシステムを全国の学校に導入へ

2005年06月22日 13時12分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 韓国政府は、国産のオープンソースプラットフォームを全国1万校の学校に導入する。

 「New Education Information System」と呼ばれるこのプロジェクトでは、韓国で独自に開発されたLinuxが利用される。同Linuxシステムは既に、ソウル中心部に位置する190校で導入されている。

 同プロジェクトを支援する韓国ソフトウェア振興院(KIPA)の院長Hyun-Jin Koは、複数の学校で韓国版Linux「Buyeo」のテストを2年間実施してきたと述べた。

 「(このシステムは)生徒が転校したり、大学に入学したりした時に、学校から学校へと情報が受け渡されるようにするものだ。次のフェーズで、このシステムを韓国全域に広げる予定だ。この試験プロジェクトではLinuxを利用する」(Ko)

 Koはこの取り組みについて、Microsoftを意図的に冷遇するものではないとしたうえで、韓国での国産ソフトウェア開発を支援するものだと説明した。「Microsoftに対する敵意は全くない。セキュリティ問題や予算などを考慮してBuyeoを採用することに決めた」とKoは述べる。

 「(Buyeoを採用した)3つ目の理由が国内でサポートを得られることだ。アプリケーションの大半は自分たちで開発する。ソフトウェアベンダ各社にこれを依頼すると、国内でサポートできる部分が少なくなってしまう。今回の取り組みでは、国内ベンダが自国の学校をサポートできるように配慮した」(Ko)

 KIPAでは、韓国企業がLinuxをもっと簡単に利用できるようにする取り組みを行っている。KIPAは2010年までに、サーバの40%をLinuxベースにしたいと考えている。

 Koは、韓国は中国や日本と密接に協力してアジア版Linuxを開発していると述べ、これら3カ国で開発されたプログラムであればどれでも同OS上で稼働できるようにしたいと述べた。「政府はLinuxプラットフォームを推奨している。韓国ではオープンソース活動が盛んで、活動を推進する専門の団体があるほどだ」(Ko)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
OS

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
藤本恭史「もっと気楽にFinTech」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
米ZDNet編集長Larryの独り言
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
田中克己「2020年のIT企業」
大木豊成「Apple法人ユースの取説」
デジタル未来からの手紙
モノのインターネットの衝撃
松岡功「一言もの申す」
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
今週の明言
アナリストの視点
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
スマートデバイス戦略
セキュリティ
ネットワークセキュリティ
セキュリティの論点
スペシャル
de:code
Sapphire Now
VMworld
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
デプロイ王子のテクノロジ解説!
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
さとうなおきの「週刊Azureなう」
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
北川裕康「データアナリティクスの勘所」
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
Windows Server 2003サポート終了
実践ビッグデータ
中国ビジネス四方山話
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化