シャープは7月4日、紙に印刷したコピーによる文書流出を防ぐための不正コピー抑止キット「AR−AT1」を発表した。
「不正コピー抑止キット」は、デジタル複合機などに接続しているパソコンにインストールして利用するソフト。機密文書を印刷する際、電子透かしの様に、「コピー禁止」などの隠し文字や印刷者名、印刷日時を「地紋データ」として原稿の背後に合成して印刷する。印刷した文書は、スキャナと読み込み解析用ソフトを使うことで印刷者や印刷日時を確認できる。これにより、情報の流出元を特定することが可能だ。
対応OSはWindows98SE以降で、価格は税込みで10万2900円。発売日は7月12日で、月産台数は100台の予定。対応モデルは同社製の複合機AR-555S/AR-625S/AR-705Sなど。