シンクライアントは環境に優しい--サン、G8でSun Rayをプッシュ

Andrew Donoghue(ZDNet UK) 2005年07月06日 17時21分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Sunは、今週開かれるG8サミットで、同社のシンクライアント技術のデモを行い、効率の良いPCやユーティリティコンピューティング戦略の採用から得られる環境面のメリットをアピールしようとしている。

 Sunは、現地時間6日に始まるG8サミットに同社のチームを送り込み、「Sun Ray」シンクライアントを報道関係者や代表団向けのエリアの一部に設置する。Sunの英国担当マネージングディレクター、Trudy Norris-Greyも同会議に出向き、G8首脳や各国代表に、同社が地球に優しいコンピューティングを目指すというメッセージを売りんでいく。

 同社の主張によると、Sun Rayの消費電力は15W程度で、平均的なPCの消費電力である300Wよりはるかに少ないという。発熱量も通常のPCの10分の1であり、製造工程では比較的環境への負荷の少ない原材料が選ばれている。

 「現在は参加の時代である。メーカーであろうと消費者であろうと技術に関わるもの全てが、今すぐ行動し、PCのリサイクル、コードやベストプラクティスの共有、従来の購買モデルへの挑戦など、ITのさまざまな事柄に対してもっと責任ある姿勢を示さなければならない」とNorris-Greyは語る。

 Sunは、今回のG8に先立って米国の代表団と会い、環境に優しい技術への同社の取り組みを説明した。SunのRichard Barrington(公共政策担当部門責任者)は、米国がITに対する持続可能なアプローチの採用という点で英国に遅れをとっていると語った。「英国首相は気候の変化について真剣に考えているが、米国はもう少し努力する必要がある」(Barrington)

 Sunでは、シンクライアントが従来のPCに代わる環境に優しい技術であると主張しているが、この主張を裏付けるような本当の第三者による調査がないことをBarringtonは認めた。そして、そうした調査が今後出てくることを期待すると語った。

 Sunは90年代初めからシンクライアントを利用したコンピューティングモデルを打ち出してきたが、この技術を広く浸透させることが出きずにいる。しかし、メーカーやユーザーが来年1月施行予定の『EU Waste Electronic and Electrical Equipment Directive(EUのエレクトロニクス/電気機器の廃棄物に関する規制)』などの規制への対応を迫られている今、環境に対する利点を強く打ち出せば、今度はうまくいくかもしれない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
クラウド基盤

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
藤本恭史「もっと気楽にFinTech」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
米ZDNet編集長Larryの独り言
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
田中克己「2020年のIT企業」
大木豊成「Apple法人ユースの取説」
デジタル未来からの手紙
モノのインターネットの衝撃
松岡功「一言もの申す」
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
今週の明言
アナリストの視点
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
スマートデバイス戦略
セキュリティ
ネットワークセキュリティ
セキュリティの論点
スペシャル
de:code
Sapphire Now
VMworld
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
デプロイ王子のテクノロジ解説!
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
さとうなおきの「週刊Azureなう」
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
北川裕康「データアナリティクスの勘所」
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
Windows Server 2003サポート終了
実践ビッグデータ
中国ビジネス四方山話
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化