Firefoxの最新版が登場--12件の脆弱性に対応

Joris Evers(CNET News.com) 2005年07月14日 21時45分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Mozilla Foundationは、Firefoxの最新版「1.0.5」をリリースした。この新バージョンでは複数の脆弱性が修正されている。

 米国時間12日にリリースされたFirefox 1.0.5では、「高リスク」のものを含め12件のバグが修正されていると、Mozillaの開発ディレクター、Chris Hofmannは述べている。「高リスク」という場合、一般的には、侵入者がPCを乗っ取ったり、ユーザーのデータにアクセスできる状態にあることを指す。

 Mozillaの関係者によると、修正された欠陥のうち、2つはセキュリティ監視企業のSecuniaが6月に報告したものだという。

 だが、Mozillaは当初、残りの脆弱性については、最新バージョンをリリースした後も詳細を明らかにしていなかった。

 これらのバグの詳細が明らかにされたのは12日夜のことで、同グループのセキュリティ勧告によれば、12件のバグのうち2件が「非常に重大」で、別の4件が「高リスク」に分類されるものだという。これらのバグには、攻撃者がPCを乗っ取ったり、機密性の高いデータを盗み出すのに利用されるおそれがあると、この勧告には書かれている。

 Mozillaがウェブサイトに掲示した情報によると、今回のアップデートには、Firefoxを安定させるための改善点も含まれているという。

 Hofmannによると、今回修正を受けた脆弱性は、ユーザー側で何もしなければ、攻撃者に悪用されることはないものがほとんどだという。これらの脆弱性をついた攻撃はいまのところ報告されていない。

 Secuniaが報告した2件の脆弱性はスプーフィングに関するもので、攻撃者がこれを悪用すると、本物のウェブサイトに悪質なコンテンツを置くことが可能になってしまう。そのうち1件は、ブラウザがフレームを取り扱う方法に関する脆弱性で、もう1件は、JavaScriptのダイアログボックスが本来のコンテンツを表示しない/含まないようにできるというものだった。

 Mozillaが今回発表したFirefox 1.0.5は、3つのバグを修正したバージョン1.0.4を5月11日にリリースして以来のバージョンアップとなる。

 Mozillaは今週後半に、電子メールクライアント「Thunderbird」の最新版も提供する計画だ。Hofmannによると、ThunderbirdはFirefoxといくつかのコードを共有していることから、同じ脆弱性の問題を抱えているという。また、Mozilla Suiteのアップデートも間もなくリリースされる予定になっている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
藤本恭史「もっと気楽にFinTech」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
米ZDNet編集長Larryの独り言
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
田中克己「2020年のIT企業」
大木豊成「Apple法人ユースの取説」
デジタル未来からの手紙
モノのインターネットの衝撃
松岡功「一言もの申す」
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
今週の明言
アナリストの視点
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
スマートデバイス戦略
セキュリティ
ネットワークセキュリティ
セキュリティの論点
スペシャル
de:code
Sapphire Now
VMworld
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
デプロイ王子のテクノロジ解説!
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
さとうなおきの「週刊Azureなう」
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
北川裕康「データアナリティクスの勘所」
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
Windows Server 2003サポート終了
実践ビッグデータ
中国ビジネス四方山話
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化