IPA、4-6月のソフトウェア脆弱性情報の届出状況を公表

田中好伸(編集部)

2005-07-19 23:38

 情報処理推進機構(IPA)とJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月19日、ソフトウェアの脆弱性関連情報の届出について、4月から6月までの状況を公表した。

 4月1日から6月30日までにIPAへ届けられた脆弱性情報は84件。そのうちソフトウェア製品に関するものが18件、ウェブアプリケーションに関するものが66件。

 ソフトウェア製品については、製品開発者により脆弱性ではないと判断されたものが8件、製品の仕様や公知の情報で対象外となったものが2件、対策を終えて公表されたものが12件となっている。

 対策が完了したものとしては、バッファロー製の一部のルータでWAN側からリモートアクセスできるもの、ウェブログを作成・管理するためのシステム「Movable Type」において、ウェブログへの投稿や削除が不正に行われるというものなど。

 ウェブアプリケーションの脆弱性の66件のうち、修正が完了したものが33件、脆弱性ではないと判断されたものが1件、修正ではなく該当ページを削除したものが1件、ウェブサイト運営者と連絡が取れないなど取り扱いができないものが2件、不受理となったものが4件、取り扱い中となっているのが25件となっている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]