日立と日立ソフト、組み込み機器向けデータベースを製品化--カーナビなどへ利用

岩本有平(編集部) 2005年07月20日 20時10分

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 日立製作所と日立ソフトウェアエンジニアリングは、カーナビなどユビキタス情報機器の組み込みソフトウェア向けデータベース製品「Entier(エンティア)」を共同で開発した。出荷は今年12月からの予定で、価格は個別見積もりとなっている。対応OSはT-KernelとiTRON、VxWorks、Windows CE、Linux。

 Entierは、各種ユビキタス情報機器上のOSに対応するリレーショナルデータベース(以下、RDB)だ。最小構成で300KBとコンパクトだが、SQLをサポートし、JDBCにも対応している。従来のユビキタス機器は、地図や楽曲、写真、動画といったコンテンツデータの管理機能を機器別のアプリケーションプログラムとして開発する必要があったが、同製品を利用すればSQL文の記述だけでデータ管理機能を実現できるため、「開発期間を10分の1以下に短縮できる」(両社)。

 また、企業の基幹情報システムとリプリケーションを行う事も可能だ。日立製作所製のRDB「HiRDB」と連携することで、ネットワークを通じてオンデマンドな情報配信を行うことも可能となる。なお、HiRDB以外のRDB製品との連携については「現在検討中だが、希望があれば提供していきたい」(日立製作所)。

 両社はEntierの製品化に先立ち、組み込みソフトウェア開発者向けに「Entier評価プログラム」を実施する。評価版の提供や同製品を利用したシステムの構築支援、技術者向けの教育などの支援を行う。今後はユビキタス情報機器メーカーへのOEM提供を行うほか、組み込みソフトウェア開発市場向けのワンストップソリューションの提供や、「Entier」を適用したハードウェアの提供などを計画している。

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