自社導入でノウハウを蓄積--NECが総合的な情報漏洩対策システムを提供開始

田中好伸(編集部) 2005年07月21日 20時48分

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 NECは7月20日、ICカードによる本人認証と情報漏洩対策ソフトを組み合わせた総合的な情報漏洩対策システムの提供を開始した。2006年4月には、実際にNEC社内の全社員3万人を対象に導入する。

 既存のICカード社員証では、配布後に新機能を追加・更新するためには、社員証を回収・再配布、あるいは新規発行という作業が必要だった。

 提供を始める本人認証システム「UNIVERGE社員証ICカードセキュリティソリューション」は、パソコンやネットワーク、業務システムを利用するための多様な認証機能を、サーバからダウンロードして、いつでもICカードに追加・更新できる。部門ごとに段階的に導入できるため、運用コストを削減できる。

 同時に提供を始めた情報漏洩対策ソフト「InfoCage」は、従来版と比べて機能を強化した。従来、機密ファイルの外部記憶媒体への保存や印刷を制御する「InfoCage/持ち出し制御」と、機密ファイルの操作履歴を監視する「InfoCage/ファイル操作監視」は、Microsoft OfficeやAdobe Readerなど一部のアプリケーションが対象だった。今回の機能強化では、CADソフトなどを含む、全アプリケーションを対象とする。

 NECは、全社員3万人を対象に、UNIVERGE社員証ICカードセキュリティソリューションを適用した社員証ICカードシステムを導入する。稼動予定は2006年4月から。同システムで得られたノウハウをユーザー企業に提案していく。

 同システムは、(1)顔データによる生体認証、(2)モバイルFelica対応携帯電話による認証、(3)入退室管理やパソコンのログイン、業務システム使用の各認証機能を連携させたアクセス制御--の3種類を部署ごとで必要に応じて段階的に導入していく。

 UNIVERGE社員証ICカードセキュリティソリューションは7月20日から提供が開始され、価格(税別)は300万円からとなっている。InfoCage/持ち出し制御は7月20日からの提供開始で、40万9000円から、InfoCage/ファイル操作監視は8月からの提供開始で31万2000円から、となっている。

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