NECソフトは7月26日、ブラウザで電子メールを読み書きできるウェブメールシステム「WitchyMail」の販売を開始した。税別価格は96万円(250ユーザー)から。今後1年間で20セットの販売を目標とし、カスタマイズやSI、保守費用を含めて1億円の売り上げを見込む。
WitchyMailは、インターネット接続サービス「BIGLOBE」で提供中のウェブメール「ウェブリメール」を元に、企業向けに機能を強化した。WitchyMailサーバがPOPサーバに蓄積された電子メールを読み込み、ウェブブラウザから閲覧できる形式に加工して保存する。POPおよびSMTPサーバと独立して機能するため、既存システムに追加することで利用を開始できる。インターフェースにFlashを採用し、ブラウザでPCの電子メールソフトウェアと同様の使い勝手を提供する。
電子メールの読み書きは、サーバ上のファイルを操作するため、PCに電子メールのファイルを取り込むまない。そのため「社外PCから業務メールに対応しても、PCにメール情報を残さない」(同社)。サーバ上のメール情報は暗号化でき、ブラウザとWitchyMailサーバ間のやり取りはSSLで保護する。
サーバの推奨環境は、OSがRed Hat Enterprise Linux ES 2.1/3.0または同AS 2.1/3.0、ウェブサーバがApache1.3.26以上。クライアント側は、Microsoft Internet Explorer6.0以上のウェブブラウザを推奨している。また、Macromedia Flash7以上のプラグインが必要。