EMC、従来比4倍の容量を持つ大規模ストレージ製品を発売へ

Alorie Gilbert(CNET News.com) 2005年07月27日 00時00分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 EMCは米国時間25日(現地時間)、現行の最上位モデルの約4倍近い容量を持つ新しいストレージシステムの計画を明らかにした。

 「Symmetrix DMX-3」というこの新製品は、960個のハードディスクに最大288テラバイトまでデータを保存可能で、最大560個のハードディスクを搭載できる現行モデルの性能を大きく上回る。さらに、今年末までには、単一のストレージシステムに2000個以上のハードディスクを搭載し、最大で1ペタバイトのデータを記録できるようになると、同社は説明している。

 1ペタバイトは1000テラバイトを若干上回る要領で、音楽ファイルなら約2億5000万曲、通話記録であれば2兆回分を保存できると、EMCのTom Joyce(ストレージプラットフォームマーケティング担当バイスプレジデント)は述べている。

 新製品は9月にも出荷される予定で、銀行、電話会社、航空予約システムといった大規模なストレージを必要とする企業向けに販売されると、Joyceは説明する。これらの大企業では、Symmetrix DMX-3を使うことで、複数のストレージを1台にまとめることができ、結果としてコスト削減につながるという。

 EMCによれば、同社の平均的なユーザーの場合、ストレージに溜め込むデータが1年間で最大60%も増加しているという。Joyceは、こうした大幅なデータの増加について、企業にデータの保管を義務付ける、いわゆる「Sarbanes-Oxley Act」という米政府の規定によるものだとしている。また、別の要素としては、ディスクストレージの価格下落と、低価格なファイバチャネル(FC)対応ハードディスクの出現が挙げられる。これにより、企業は従来よりもさらに多くのデータを保存し、分類する方法を手にすることになる。

 EMCはFCベースのハードディスクをSymmetrixに組み入れる予定だ。同製品はまた、前世代の製品の2倍の数のプロセッサと、より高速なI/Oインターフェイスを搭載しているとJoyceは説明する。

 Symmetrixを含むEMCのDMX-3の価格は25万ドルからとなる。さらに、最も先進的な機能を搭載し、最大容量のストレージスペースを持たせた場合、価格は数百万ドル程度になる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
クラウド基盤

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

連載

CIO
藤本恭史「もっと気楽にFinTech」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
米ZDNet編集長Larryの独り言
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
田中克己「2020年のIT企業」
大木豊成「Apple法人ユースの取説」
デジタル未来からの手紙
モノのインターネットの衝撃
松岡功「一言もの申す」
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
今週の明言
アナリストの視点
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
スマートデバイス戦略
セキュリティ
ネットワークセキュリティ
セキュリティの論点
スペシャル
de:code
Sapphire Now
VMworld
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
デプロイ王子のテクノロジ解説!
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
さとうなおきの「週刊Azureなう」
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
北川裕康「データアナリティクスの勘所」
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
Windows Server 2003サポート終了
実践ビッグデータ
中国ビジネス四方山話
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化