大塚商会は8月4日、基幹業務システムSMILEαADシリーズの新バージョンとなる「SMILEαAD 5.A」を発表した。販売は10月11日から開始予定だ。
新バージョンでは「販売管理」「財務管理」「給与管理」それぞれに機能強化や追加が行われているが、共通でセキュリティと操作性の強化が行われた。セキュリティの強化は、パスワード管理をオペレータ自身が行えるようにした。従来はシステム管理者が一括して行っていたが、オペレータが随時行えるようにしたことで、第三者の不正アクセスやデータ改ざんなどを防止している。また、同社のセキュリティ製品「OSM」のラインアップと組み合わせて高度なセキュリティ対策を行うことも可能だ。
操作性面は、オペレータごとに業務の流れを表示して次の行動を指示することで誤操作を防ぎ、習得時間を短縮したほか、不要なメニューを非表示にすることで不適切な操作を防ぐというメリットを持たせた。
価格例としては「SMILEαAD販売管理 ネットワーク版(5クライアント)」が、指導料込みの税別で約200万円から。同社はSMILEシリーズで年間2万5000ライセンスという販売目標を掲げている。