日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は8月5日、ITサービスの管理や運用に関する国際的ガイドライン「IT Infrastructure Library(ITIL)」にもとづく同社のサービスを「IBM ITILソリューション」として体系化し、これまで個別に扱っていたメニューを包括的に提供すると発表した。
IBM ITILソリューションでは、顧客の要件を7つの分野に分け、課題解決に最適なサービスメニューを組み合わせて提案していく。用意する7分野は以下のとおり。
- 現状分析(3メニュー)
- 戦略立案・全社レベル最適化(10メニュー)
- IT資源の最適化(11メニュー)
- レジリエンス/災害対策&セキュリティ(9メニュー)
- サービスデスク構築支援(2メニュー)
- ソフトウェア開発インフラ構築支援(2メニュー)
- 人材育成・啓蒙(4メニュー)
さらに、システム運用管理ソフト「Tivoli」ベースのITIL実装手法「ITサービス・マネジメント・ソリューション」をIBM ITILソリューションのサービスメニューに組み込み、国内展開を図る。まず、ITサービスマネジメント導入の調査/検討サービス「IT Service Management(ITSM)プランニング・セッション」の提供を9月に始める。希望する顧客には、調査/検討結果にもとづいて実装を行うサービスも提供する。価格は150万円からの予定。