ライトナウ、オンデマンドCRMの新製品をリリース--大企業顧客の獲得を目指す

Matt Hines (CNET News.com) 2005年08月11日 18時05分

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 オンデマンドCRMを手掛けるRightNow Technologiesは米国時間10日、「RightNow CRM 7.5」をリリースした。同社は最新バージョンのリリースにより、エンタープライズ市場における地位向上を狙う。

 RightNowによると、RightNow CRM 7.5では、CRMアプリケーションで重要とされる3つの機能、マーケティング/販売/サービスが大幅に機能強化されたという。

 同社はあわせて、アドオン製品を2種類リリースした。1つは、 テレマーケティングの電話業務を自動化するためのツールで、もう1つは、カスタマーサービス業務で利用するビジネスインテリジェンスツールだ。

 業界観測筋は、ホスティングアプリケーションに対する需要が、法人ユーザーの間で今後ますます高くなると予想する。こうした傾向が追い風となり、RightNowをはじめとするホスティングアプリケーション提供企業は今後、大企業顧客との契約を獲得しやすくなると考えられる。

 「最近のホスティング型ソリューションは、カスタマイズ機能が強化され、ほかのプログラムとのインテグレーション性も高まっている。そのおかげで、大企業への導入成功事例をよく聞くようになった。これは、ホスティング型アプリケーションがハイエンド市場にも浸透しつつあることを示すものだ」とForrester ResearchのアナリストLiz Herbertは述べる。

 「従来、ホスティング型アプリケーションとサーバインストール型アプリケーションの間では、カスタマイズ性とインテグレーション性に大きな違いがあった。だが、ホスティング型アプリケーションベンダーの最近の取り組みを見ると、これらの製品が、より大きな企業にも導入可能になり始めていることが分かる」(Herbert)

 コールセンター向けのアプリケーションを手掛けるベンダーとしてスタートしたRightNowは、自社と同じようにホスティング型アプリケーション市場へと移行しているSiebel Systems、Oracle、SAPなどの大手ライバルから、顧客を奪取する構えだ。なお、RightNowは30四半期連続で黒字を計上している。

 RightNowは現在すでに、AIG、British Airways、Nike、Sprintといった大手顧客を抱えている。同社は、従来のようなサーバインストール型とオンデマンド(ホスティング)型の両方のソフトウェアを提供している。同社の創業者兼CEOであるGreg Gianforteによると、顧客の約90%がオンデマンド型を選択しているという。

 同社のライバルであり、おそらくオンデマンド市場で最高の知名度を誇るSalesforce.comもこれまで中小規模企業顧客を対象にサービスを提供したきた。だが、RightNowと同様にSalesforceも、今後は大企業顧客へと顧客層を拡大しようという野望を抱いている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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