マークエニー・ジャパン(冨田雅和代表)は、電子データ暗号化による情報 漏えい対策ソリューション「Folder SAFER(フォルダー・セイファー)」の販 売を開始した。個人情報や人事・経理情報などの機密データを扱う事業者を対 象に、06年度中に5億円の売上を目指す。
Windows Serverでの共有フォルダごとに電子データを暗号化できるのが特徴。 現在利用しているWindows Serverとユーザー個々のPCにインストールするだけ で、共有フォルダ運用をそのまま利用できるため、専用サーバーの設置やセキ ュリティポリシーの見直し、システム開発、カスタマイズといったコストや手 間がいらない。既存のサーバーや運用をそのまま利用できる情報漏えい対策ソ リューションは、同製品が初めて。
具体的には、共有フォルダに対して、印刷・編集・保存・コピー&ペースト、 「画面キャプチャ機能」の可否を設定し、そのフォルダに保存されたファイル を暗号化する。フォルダ単位でファイルの操作制限を設定することも可能。ま た、暗号化されたファイルをユーザーが利用すると、その操作記録がサーバー に集約・管理されるため、不正なデータ利用に対して高い抑止効果を発揮する。