シスコのIOSに新たな脆弱性--一部の機器でリモート攻撃の可能性

Joris Evers(CNET News.com) 2005年09月08日 17時53分

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 Cisco Systemsのソフトウェアに深刻な脆弱性が見つかったことから、同社製品が稼働するネットワークが外部からの攻撃を受けるおそれがある。

 セキュリティベンダーのSymantecはこの脆弱性発見を受け、同社のインターネット脅威レベルを引き上げた。

 CiscoのInternetwork Operating System(IOS)に存在するこの脆弱性が悪用さると、同OSが動作する機器上でリモートから悪質なコードを実行されたり、システムがクラッシュさせられるおそれがある。Ciscoは米国時間7日に公開したセキュリティ勧告のなかで、この脆弱性に関する注意を呼びかけた。Ciscoのルータやスイッチはインターネットインフラ部分で幅広く使われているが、IOSとはこれらのネットワーク機器を動かしているオペレーティングシステム(OS)のことである。

 「CiscoのIOSにあるこの脆弱性を悪用すると、機器の再起動や任意のコードの実行が可能になる」とCiscoは勧告のなかで述べている。「これが繰り返されると、継続的なDoS(サービス拒否)攻撃や任意のコードの実行につながる可能性がある」

 Ciscoによる警告を受けて、Symantecは同社の「ThreatCon」インデックスをLevel 2に引き上げた。この指標はインターネット上の脅威の深刻度を表すもので、Level 2は攻撃される確率が高いことを意味する。「CiscoのIOSにある脆弱性を悪用することに最近関心が集まっていることを考え合わせると、近いうちに(この脆弱性を悪用する手法が)開発されることも十分に考えられる」と、Symantecは勧告のなかで述べている。

 SymantecとCiscoは、今回発見された脆弱性を利用した攻撃は確認できていないと説明する。Ciscoでは現在この問題を修正するパッチを提供している。

 Ciscoによると、今回明らかにされた脆弱性は、IOSのすべてのバージョンに影響するわけではないという。さらに、この脆弱性は「Firewall Authentication Proxy for FTP and Telnet Sessions」が利用されている場合にだけ発生すると、Ciscoは付け加えた。IOSのこのコンポーネントは、FTPやTelnetのセッションでの認証リクエストを制御する。

 Ciscoによれば、この脆弱性の影響を受けるのは、IOSのバージョン12.2ZH、12.2ZL、12.3、12.3T、12.4、12.4Tが動作する機器だという。ユーザーはCiscoの機器にログオンして、「show version」のコマンドを入力することで、現在動作しているIOSのバージョンを確認できる。同社では、この問題を「medium(中)」レベルの脅威に分類している。

 Symantecは、すぐにパッチをインストールできないユーザーに対して、「Firewall Authentication Proxy for FTP and Telnet Sessions」を無効にするか、信頼できるホストやネットワークに対してサービスへのアクセスを制限することを勧めている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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