サン、レッドハットとの友好関係を目指す

Stephen Shankland(CNET News.com) 2005年09月13日 13時30分

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 Sun Microsystemsは米国時間12日、Red Hatとの関係を改善するための一歩を踏み出した。主要なサーバ製品のリリースに際して、競合会社でもあるRed Hatを厚遇する動きを見せた。

 Sunが顧客に使用を推奨しているオペレーティングシステム(OS)は、同社の「Solaris」だ。Solarisは、「UltraSparc」プロセッサ搭載のSun製サーバ上で主に稼働する。同時に、Sunは、x86系チップを搭載した「Galaxy」製品ラインを発表し、IntelおよびAMDのプロセッサを利用するコンピュータで動作するSolarisのサポートも積極的に進めている。

 しかし、Sunは、Linuxへ再び歩み寄ろうと力を入れている。中でも、Linux市場で大きなシェアを持つ「Enterprise Linux」を提供するRed Hatを重視している。Sunは、新型サーバGalaxyにおけるRed Hatのサポート契約を拡大し、パートナーであるOracle、MySQLおよびAMDと同様にRed Hatを遇するようになった。

 Sunの社長Jonathan Schwartzは、ニューヨークで開催されたGalaxyの発表会で、「Red HatとSunの関係に注目しておいてもらいたい。両社の協力で可能になることは、実にたくさんあると考えている」と明言した。

 Sunは、UnixをモデルとしたオープンソースOSであるLinuxとの競合的関係を維持しながらも、これまで何度か方針転換を図ってきた。Sunは、時にLinuxをMicrosoft Windowsを追い落とすための同志と見なし、また時にSolarisの敵ととらえてきたのである。ごく最近では、「OpenSolaris」に関して、Linuxのオープンソース手法を手本としている。

 現在は、協力関係を築く方向で検討が行われている。Sunは、Microsoftやストレージ企業EMCといった競合会社とも、関係を改善しようと試みている。

 Red Hatも、Sunのこうした傾向を歓迎している。同社のエンタープライズLinux部門ゼネラルマネージャScott Crenshawは、「こうした動きは、Red Hatがエンタープライズ向けのOSとして認知されてきたことを示すものだ」と、インタビューの中で語っている。

 もっとも、Sunが優先的に販売しようとしているのは、やはりSolarisだ。サポートは別料金となるが、Sunのすべてのx86系サーバにはSolarisが無料で同梱されている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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