MS開発者向けイベント--「Windows Vista」のCTP版や「Office 12」の詳細情報を提供

Ina Fried (CNET News.com) 2005年09月14日 11時12分

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 ロサンゼルス発--Microsoftは米国時間13日、同社の主要オペレーティングシステム(OS)の次期バージョンである「Windows Vista」に関して、テスト版の提供を拡大する方針を発表した。

 Microsoftは、同OSの公式ベータリリースまでの暫定版として、Vistaの「Community Technology Preview(開発者用プレビュー:CTP)」プログラムを提供開始する。同社は近年、こうしたプレビュー版を活用して、開発者により柔軟なテスト開発環境を与えるようになってきている。

 Vistaの開発者用プレビュー第1版は、今週現地で開催されているMicrosoftの「Professional Developer Conference」に参加した開発者に配布されている。

 Microsoftによると同プレビュー版のアップデートは10月にリリースされる予定で、その後もおおよそ1カ月毎にアップデートされるという。

 Vistaの最初のベータ版は、7月にリリースされた。開発コード名「Longhorn」としても知られるこの新たなOSの完成版は、2006年後半に市場に投入される予定だ。Microsoftはこれまで、次のベータ版の公開時期については、明らかにしていなかった。

 Microsoftはまた、「Office 12」の開発コード名を持つOfficeの次期バージョンについても、その詳細を開発者に公開した。同社がOffice新版に追加しようとしている多様な機能に関しては、すでに5月に発表している。

 Office 12のリリースも、2006年後半になる見込みだ。同ソフトウェアの最初のテスト版は、今秋にも提供されるという。

 Microsoft会長のBill Gatesは、米国時間13日に行った基調講演でOfficeおよびVistaに言及し、「2006年後半に予定しているこれらの製品発表は、Microsoft史上最大のマーケティングイベントになるだろう」と話している。

 Gatesは基調講演において、新たなOfficeに搭載される諸機能の概要をアピールした。これには、フォーマットを変更する際、あらかじめどのように表示されるのかを確認できる「Live Preview」機能などが含まれている。

 ほかにもOfficeの新版には多岐に及ぶサーバ機能が搭載される予定で、Microsoftはこれらについて今週中に明らかにするという。ただし、そうしたサーバ製品のパッケージ内容や販売方法は、公開されないと考えられている。

 Officeスイートではユーザーインターフェースにも変更が施され、複数のメニューが固定的に集められただけのものではなくなるようにするという。代わりに、各ユーザーがみずからの作業内容に適したインターフェースを選択できるようになる予定だ。

 Gatesの講演の中でこの件に触れたMicrosoftバイスプレジデントChris Caposselaは、Officeプログラムが数十程度のコマンドしか利用していなかった頃なら、そうしたメニュー形式でも対応可能だったが、同新バージョンにはおよそ1500ものコマンドが存在しており、この形式はもはや効率的ではなくなったと述べた。

 Caposselaはさらに、「これはつまり、メニューが過密になりすぎているということを表している」と話す。Microsoftでは、ユーザーがOfficeにどのような機能を追加してほしいと望んでいるのか調査したが、10人中9人がすでに同製品に搭載されている機能を挙げたという。「ユーザーは、そうした機能がすでにあることを知らないのだ」(Capossela)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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