オラクルCEO:「データ保護のカギは暗号化」--企業データベース保護を訴える

Aayon Tan(ZDNet Asia) 2005年09月26日 12時23分

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 サンフランシスコ発--Oracleの最高経営責任者(CEO)であるLarry Ellisonは米国時間22日、企業は自社データベースをセキュリティ上の脅威から保護するため、暗号化についてこれまで以上に検討する必要があると発言した。

 Ellisonは当地で開催されている「Oracle OpenWorld」カンファレンスで講演を行い、ビジネスアプリケーションをインターネットに接続する企業が増えるにつれ、セキュリティリスクも大きくなると述べた。

 注文処理や出荷状況を調べる目的で、Webベースのシステムにアクセスする企業顧客は多いと、Ellisonは話す。

「サプライヤーなども、インターネット上の複数のシステムを利用して在庫管理を行っている。だが、従業員が自宅や世界中の支社からシステムにアクセスするようになると、セキュリティリスクが増大してしまう」(Ellison)

 さらにEllisonは、セキュリティの侵害を食い止めるためにはデータベースを暗号化すればよいと指摘した。

「Oracleでは、データベースのデータが公衆インターネット経由で外部へ転送される際に、暗号化を行っている。また、データがディスクドライブから読み出され、バックエンドシステムへ転送される場合も暗号化している」(Ellison)

 Ellisonは、「暗号化されていない(バックアップ)CDおよびDVDの紛失は、情報の紛失を意味する」という理由から、クライアントが暗号化を行わずにデータのバックアップを取るのを企業は禁止すべきだと提言している。

 暗号化の重要性を強調するとともに、暗号化されていない顧客のクレジットカード情報を含むストレージテープが紛失したなどという状況には、どんな企業も直面したくはないだろうとEllisonは述べた。

 Ellisonはまた、VoIP(Voice over IP)の人気が高まり、企業が従来の電話ネットワークから音声/データの統合ネットワークへ移行し始めている昨今、セキュリティに置かれる重点はますます大きくなっていると説いた。「悪質なハッカーらが、コンピュータネットワークばかりか、音声ネットワークをも停止させるおそれがある」(Ellison)

 EllisonはMicrosoftを引き合いに出して、Oracleのセキュリティ対策がいかにすぐれているかを誇らしげに語ってもいる。

「OracleはCIAを初めての顧客として迎えて以来、25年以上にわたってセキュリティに専心してきた」(Ellison)

「(Microsoft会長の)Bill Gatesが数年前に、2月をセキュリティに取り組む月間とすると発表したときは大いに感心したものだったが、よく考えてみると2月は他の月より日数が少なかった」とEllisonは冗談めかし、満員の講演会場の笑いを誘った。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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