日本HPが東洋インキとビジネス強化--デジタル印刷機事業で専門販売部隊とデモセンターを新設

田中好伸(編集部) 2005年10月03日 22時02分

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 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は10月3日、印刷インキ大手の東洋インキ製造と共同でデジタル印刷機のビジネスを強化することを発表した。

 日本HPと東洋インキが強化するのは、デジタル印刷機「HP Indigo press」シリーズ。Indigo pressシリーズは、もともとイスラエルのIndigoが開発し、1994年から東洋インキが日本国内の正規代理店として販売してきた。2001年に米Hewlett-PackardがIndigoを買収した。

 今回の強化策では、東洋インキが実施してきたHP Indigo pressシリーズの保守業務を日本HPに移管、東洋インキは印刷事業者向けの営業活動に専念する。日本HPは保守業務を手掛けるとともに、専門の販売部隊を新設する。また日本HPは、HP Indigo pressのデモセンターを開設して、サーバや周辺機器、他社の製品と組み合わせて、大企業向けの営業を展開する。

 今回のビジネス強化を受けて、日本HPと東洋インキは、液体インキと呼ばれる特殊な方式を用いたデジタル印刷機「HP Indigo press 5000」の販売を10月3日から開始した。Indigo press 5000は短納期で小ロットのカラー印刷のチラシやパンフレット、写真集などのフォトアルバム、複数の言語への対応が必要となる車のマニュアルなどの用途に向いているという。Indigo press 5000は標準小売価格で6500万円からとなっている。

 日本HPでイメージ・プリンティング事業を統括する滝澤敦・執行役員は、日本国内の印刷市場について「1998年から7年連続でマイナス成長を続けている」と市場が厳しい環境にあると説明。その中で「デジタル印刷が市場に占める割合はまだ数%だが、既存のアナログ印刷からデジタル印刷への移行は急速に進んでいる」と語り、デジタル印刷機の市場は拡大期にあるとの見方を示した。

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