サーバ統合プラットフォーム新製品「SIGMAGRID」--NECが発表

岩本有平(編集部) 2005年10月13日 17時47分

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 NECは10月12日、仮想化技術、最適化技術、高速化技術を実装することで、フロントエンドアプリケーション、バックエンドデータベースなど、3階層システムの全てを統合可能にする新しいプラットフォーム製品「シグマグリッド」を発表した。

「(シグマグリッドにより)情報システムの保守・運用管理費用など、25%のコスト削減ができる」と語ったNEC執行役員常務の山本正彦氏

 シグマグリッドはNEC製サーバ「NX7700iシリーズ」や「Express5800シリーズ」、ストレージ「iStorageシリーズ」およびネットワーク機器などのハードウェアと、リソースの最適な配置実行など、装置全体を一元的に管理するための運用管理ソフトウェア「WebSAM SigmaSystemCenter」を、管理機構などを備えたラック「シグマフレーム」に収納した統合プラットフォーム製品。ビジネスの進化に合わせて、柔軟に成長するシステムを実現できる。

 シグマグリッドでは、「Manageability」「Flexibility/Modulality」「Availability/Maintenancability」の3つの価値を顧客に提供。Manageability では、SigmaSystemCenterを使用することで、可用性の確保、仮想サーバの管理、リソース配分の自動化など、自律化機能により高度な運用管理環境を実現できる。

 SigmaSystemCenterは、シグマフレーム内に混在するOSやプラットフォームの統合管理が可能で、サーバの自動認識や電源投入、警告ランプの点灯、必要なサーバ構成をダイナミックに生成するハイブリッドフローティングI/Oと連携してのリソースの管理などを実行できる。

サーバにはシグマフレーム用のインターフェースがついている

 SigmaSystemCenterは、シグマフレーム内に混在するOSやプラットフォームの統合管理が可能で、サーバの自動認識や電源投入、警告ランプの点灯、必要なサーバ構成をダイナミックに生成するハイブリッドフローティングI/Oと連携してのリソースの管理などを実行できる。

 またFlexibility/Modulalityでは、ハイブリッドフローティングI/Oやストレージモジュールの仮想化環境を実現する「ダイナミックプール機能」などにより、ビジネス環境の変化に柔軟勝迅速に対応できる仕組みを提供する。

 さらにAvailability/Maintenancabilityでは、すべてのユニットが冗長化されたシグマフレームにより、シグマグリッド全体で高可用性、高信頼性、高メンテナンス性を実現できる。

 シグマフレームはラックベースとシグマハイウェイ、マネジメントサーバ、電源1台で構成されている。同製品はハイブリッドフローティング I/OとSigmaSystemCenterを連携することで、利用状況やニーズに応じたリソースの解放と再割り当て、最適化を実現可能。サーバとラックの接続には、ケーブル敷設作業なしでプラグイン接続可能な最大10ギガビット/秒のクロスバネットワーク「シグマハイウェイ」が採用されている。

シグマフレーム側のインターフェース

 シグマグリッドを導入することで、リソースを自由に割り当てできることから、昼間は仮想PCのリソース割り当てを重視し、夜間は業務用のリソース割り当てを重視するといった構成変更を容易に自動化できる。

 シグマフレームの仕様は以下のとおり

  • 物理仕様
    サイズ:幅700mm×奥行1293mm×高さ1800mm
    重量:最大946kg
  • 電源仕様
    電源:電圧AC200ボルト
    周波数:50/60Hz
    発熱量:3万6216KJ/h
  • 環境仕様
    温度:10度から35度
    湿度:20%から80%
  • 搭載可能数
    サーバ(CPU)モジュール:最大16台
    マネジメントモジュール:最大2台
    ネットワークモジュール:最大2台
    I/Oモジュール:最大2台
  •  販売の開始は10月末を予定。価格はシグマフレームが100万円より、WebSAM SigmaSystemCenterが120万円より。同社では今後2年間で500システムの販売を目標としている。

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