総ディスク化の流れの中で、IBMがテープ装置を復活

Colin Barker(ZDNet UK) 2005年10月14日 17時39分

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 IT業界の多くの人間は、ストレージの将来の姿は完全にディスクベースとなり、テープはアーカイブのためだけに使われることになると考えている--だが、IBMでは異なる見解のようだ。

 同社は今週、テープ仮想化エンジンを含む3つのテープ装置の新製品を発表した。また、顧客からの要望に応じて、かつての冗長型光ディスクライブラリも復活させた。

 「TS7510」は、ミッドレンジのUNIXやIntelサーバ市場をターゲットとしたIBM初の仮想化エンジンだ。同製品により、ユーザーは、より少ない台数の高性能/高密度なテープ装置へとデータの統合ができるようになり、テープとディスクの間でデータを分割するための仮想化が実現できる。

 IBMによると、ディスクとテープの統合は、量が増加しつつあるデータの最もコスト効果の高いバックアップ手段になるという。

 TS7510のような製品は、ディスクストレージの価格低下化によって安価な高速ディスクシステムが出現している市場において、テープの役割が今でも存在することの証明だと、IBMのシステムストレージテープ部門マネージャのPeter McNamaraは述べている。

 「テープは、今でもデジタルデータの最も安価な保存手段であり、しばらくはそうあり続けるだろう」と、McNamaraはZDNet UKに対してコメントしている。「他の装置メーカーらは、テープはすでに死んだと話している。しかし、それは、われわれの顧客の言っていることとは違う」(McNamara)

 それを裏付けるように、IBMは今週、同社がいうところの世界最速のテープ装置「TS1120」を発表している。この製品は、同社の前モデルと比較して2倍以上の速度が出る。本来のデータ転送速度は100Mbps、容量は500Gバイトにも上る。同社ではまた、Storage Expoで最大500GBの容量を持つテープ装置「TS1100」と、ミッドレンジ向けのテープライブラリ「TS3310」を発表している。

 テープ装置は、性能面に関していえば、ディスクと今でも競合できる状態にあると、McNamaraは説明する。「どのような設定を行ったかによるが、(バックアップとリストアの)性能において、ディスクを用いた場合と非常に近い結果がテープ装置からも得られる」(McNamara)

 そして、もしテープがまだ死んでいないなら、光ディスク装置も同様だろう。IBMではまた、iSeriesユーザー向けの光ディスクライブラリ装置「3996」を再登場させている。「このような光ディスクライブラリ製品の需要はもうないとの判断から、われわれは製品を段階的に縮小してきた。すると、多くのユーザーが新製品を出す計画はないのかと問いかけてきた。すべてはユーザーのためなのだ」(McNamara)

 3996では30Gバイトの容量を持ち、5Tバイトまで拡張できる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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