シスコ、NTTコムの企業向けIP電話サービスとの接続を開始

WebBCN (BCN)

2005-10-19 11:37

 シスコシステムズ(シスコ、黒澤保樹社長)は、同社の企業向けIPコミュニケーションシステム(呼制御サーバー)「Cisco Call Manager」と、中小オフィス向け統合型IPコミュニケーションシステム「Cisco Call Manager Express」、NTTコミュニケーションズ(NTTコム、和才博美社長)の提供する企業向けIP電話サービス「.Phone IP Centrex」の接続を開始する。

 今回、NTTコムの「.Phone IP Centrex」と「Cisco CallManager」をシームレスにIP接続するのが、Cisco IOSに統合されたセッション・ボーダー・コントローラー「Cisco Multiservice IP-to-IP Gateway」(以下、IPIPGW)だ。IPIPGW機能を分散配置することで、事業拠点ごとに「.Phone IP Centrex」を接続できるようになる。また、「Cisco CallManager Express」では、Ciscoルーター(Cisco 2600/3700シリーズ、サービス統合型ルーターCisco ISR 2800/3800シリーズ)にIPテレフォニー機能が搭載されているため、ルーターインターフェースで専用装置なしで「.Phone IP Centrex」に接続できる。

 また同ソリューションにより、ユーザーはIP電話による通話コストの削減と同時に、同社が提供する「Cisco IP Communicator」や「Cisco Unity」などのIPコミュニケーションアプリケーションと連携することも可能になる。

 「Cisco Multiservice IP-to-IP Gateway」の価格は138万4950円(本体、IOS、IPIPGWライセンス込み)。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]