情報漏洩対策と日本版SOX法対応がセキュリティ対策のポイント--Security Solution 2005 - (page 2)

奥 隆朗(編集部)

2005-10-28 18:01

Security Solution 2005で多数提示されていた情報漏洩防止システムだが、ベンダーの目は2008年の施行が予定されている日本版SOX法に向けられているものも多い。ハミングヘッズは、サーバに保存されている各種ファイルを監視して、閲覧、編集、印刷などのアクセスログを取得するシステムを紹介。これにより情報漏洩を防ぐと共に、改ざんできないようにすることで監査の際の開示要求に対応する。


アルプスシステムインテグレーションが展示しているスパイウェアで問題になっているキーロガーに対処するためのソリューション。ActiveXによって動作するもので、デバイスレベルの制御によって入力された文字がコピーされるのを防御する。銀行やカード会社が顧客サービスのために提供するためのサービスとなる。


インテリジェントウェイブでは、内部からの情報漏洩対策やコンプライアンスの遵守を実現する「CWAT」を展示。従業員の怪しい挙動を分析するAIエンジンを備えるのが特長で、例えば、「夜中に入室」「ファイルのコピー」「ファイルの印刷」など、怪しい行動が続くと、ファイルの転送を遮断するという動作をするようにも設定できる。2006年2月に発売される新バージョンでは、時間間隔などを加味した柔軟なしきい値設定や、XMLによる他社ソリューションとの連携も可能になる。

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