オープンソースを積極活用し、コストと信頼性の両立を目指す(前編)

小林正宗(月刊ソリューションIT編集部) 2005年11月15日 15時00分

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ストレージ構築/コニカミノルタフォトイメージング

 ハイエンドなITインフラのニーズは高まっている。各ハードベンダーを中心として、オープンテクノロジにプロプライエタリな技術を融合するなどした製品が数多くラインナップされている。特に基幹システムで、それを採用する動きが急速に高まっている。

 一方、基幹業務以外のシステムに目を向けるとどうだろうか。すべての分野にハイエンド向けツールを使うことは理想的だが、実際にはそうはいかない。たとえば、ストレージに着目すると、ハイエンドの製品であれば最低でも数億円の投資を余儀なくされる。実際、基幹業務以外のすべてにこれらを導入することは不可能だ。ある程度、操作性や保守・運用性を犠牲にしても、コストを抑えたシステムを選択せざるをえない。

 コニカミノルタグループで、オンラインラボを手がけるコニカミノルタフォトイメージング(KMPI)は、コストを抑えつつ信頼性の高いシステムを目指し、オープンソースを積極的に活用している。以下では、同社のストレージ改築の取り組みを紹介する。

ピーク時の負荷増に対応し
ストレージの追加を決断

 コニカミノルタホールディングスは、写真関連商品や複写機などを手がけるコニカとミノルタが経営統合し、2003年8月に誕生した持ち株会社だ。同グループの中でKMPIは、カメラや各種プリント、ミニラボ、証明写真などのサービスを提供している。中でも、オンラインラボは、年々注目度が高まっている主力事業の1つだ。

 顧客は、デジタルカメラの画像をインターネット経由でKMPIに送信し、画像サイズや必要枚数を指定するだけで、プリントを注文できる。写真は、注文当日か翌日には宅配されるほか、コンビニエンスストアなどでの受け取りも可能だ(図1参照)。写真店と違い、24時間いつでもプリントを注文できる手軽さから、利用者は右肩上がりに増えている。

図1 写真店向けASPサービスの概要

 利用者が増加すると、それに対応するシステムも増強しなくてはならない。特にストレージ容量とその保守・運用性は、KMPIのシステム管理担当にとって、最大の悩みどころでもある。

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