DNP、演算途中でも他PCに処理を引き継ぐグリッドコンピューティングソフト

WebBCN (BCN) 2005年11月30日 11時48分

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 大日本印刷(DNP、北島義俊社長)は、PCグリッドソフト「AD-POWERs(エーディーパワーズ)Ver.2.0」を06年1月30日に発売する。価格は税別で19万円。

 「グリッドソフト」とは、「グリッドコンピューティング」を行うソフト。LANで接続しているオフィスなどにあるPCの中から、使用していない状態のPCを自動検知し、プログラムやデータを配布して分散処理をすることで高速な演算処理を実行するもの。新ソフトでは、100台のPCが分散処理に参加すると、1台のPCで演算処理を行うよりも、70-90倍に高速化する。

 「AD-POWERs」では、グリッドソフトとして使い勝手を追求。まず、分散処理を行う、ボランティアと呼ばれるPCが、どこまで演算処理を行ったかという途中経過を、マスターと呼ばれる処理を統括するPCに報告する機能を装備。ボランティアが作業を中断しても、別のボランティアに処理を引き継げる。また、ほかのボランティアが行った演算結果が必要となった場合には、マスターに問い合わせて情報を得ることができるようにした。IPアドレスを指定する機能も持ち、分散処理に参加するPCとしないPCをグループ分けすることもできる。

 マスターの処理能力が低い場合でも安定して作業ができるよう、プログラムを改良。複数のCPUを搭載したPCや、マルチコアCPUを搭載したPCにも対応し、CPUやコアごとに別の演算処理を割り振ることもできる。

 分散処理に参加するPCの稼働状況管理ソフト「AD−POWERs GridMonitor」や「Excelマクロ」「Visual Basic」、行列計算やグラフィック処理ソフト「MATLAB」で開発したアプリケーションを、AD-POWERsを使って高速化するためのソフトも発売する。

 価格はすべてオープン。「AD-POWERs GridMonitor」が06年1月30日発売で実勢価格は12万円前後。「AD-POWERs For Excel」「AD-POWERs For Visual Basic」が12月20日発売で実勢価格は10万円前後。「AD-POWERs For MATLAB」が12月6日発売で実勢価格が15万円前後。

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