SPSS、分析ツール「Clementine」用のテキストマイニングソフト「TMC 2.2J」

ニューズフロント

2005-12-15 14:24

 エス・ピー・エス・エス(SPSS)は12月15日、データマイニングツール「Clementine」にテキストマイニング機能を付加する最新版プラグインソフト「Text Mining for Clementine(TMC)2.2J」の販売を開始した。税別価格は900万円(Clementine 9.0を含む)から。

 TMCを利用すると、数値データを扱うデータマイニングに加え、多様な形式のファイルに対するテキストマイニングをClementine上で実行できるようになる。SPSSはこの処理を「混合マイニング」と呼び、「テキストデータで得られた知見を属性データで検証する、あるいは、テキストデータと属性データを合わせて予測モデルを構築するといった、さまざまな分析アプローチを可能とする」と述べる。

 最新版には、係り受け解析ソフト「南瓜」の最新バージョンを組み込み、精度の高い係り受け解析を高速処理可能とした。また、文境界を推定するソフトを新たに搭載し、各種記号や改行コードなどに影響されることなく文の境界を認識し、係り受け解析の精度向上につなげる。

 TMC 2.2Jの対応OSは、Windows XP/NT 4.0(SP6以上)/2000となっている。使用にあたってはClementine 9.0が必要。Clementineの対応OSは、クライアントがWindows XP/2000 Professional、サーバがWindows Server 2003/2000。

 SPSSでは、初年度150ユーザーへの販売を見込んでいる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]