日本オラクルとIDSシェアー・ジャパンは12月26日、ビジネスプロセス管理(BPM)分野で協業すると発表した。両社は、IDSシェアーのビジネスプロセス設計ツール「ARIS Business Architect」およびビジネスプロセス評価ツール「ARIS Process Performance Manager(PPM)」を日本オラクルのミドルウェア製品「Oracle BPEL Process Manager」と連携させ、相互検証を終えた。
BPM向け製品として、IDSシェアーは設計/再設計フェーズ用のARIS Business Architectのほか、評価フェーズ用のARIS PPMを用意している。一方、Oracle BPEL Process ManagerはBPMランタイムエンジンを提供しており、サービス指向アーキテクチャベースのビジネスプロセス連携を支える基盤製品である。両社の製品の連携が実現したことで、包括的かつ継続的なBPMソリューションを提供可能になるという。
今回実施した連携検証について、両社は「BPMサイクルのシームレスな連携実現を見据えた重要な第一歩」としている。両社は、業務アプリケーション「Oracle E-Business Suite」とARIS製品群による包括的BPMソリューションの構築へ向けても協業体制を強化していく予定だ。