オラクル、「Application Server 10g」や「JDeveloper 10g」の新版を発表

文:Martin LaMonica(CNET News.com)
翻訳校正:尾本香里(編集部) 2006年02月13日 12時54分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Oracleは米国時間2月10日、バックエンドでのAJAXスタイルのウェブ開発を容易にする機能強化を施したJavaアプリケーションサーバおよび開発ツールの新版を提供すると発表した。

 「Oracle Application Server 10g Release 3」は、同社の「Fusion Middleware」製品ラインの核となる、Javaアプリケーションを稼働させるためのサーバソフトウェアだ。Oracleは今後、複数のパッケージアプリケーションをFusion Middlewareに統合していこうとしている。

 Oracleのチーフアーキテクト兼バイスプレジデントTed Farrellによると、同新バージョンでは、サービス指向アーキテクチャ(Service Oriented Architecture:SOA)を用いたモジュラーアプリケーションの開発が容易になっているという。また同製品は、OracleがCollaxaの買収とともに取得したビジネスプロセスサーバとうまく連携させることができ、複雑なアプリケーション処理を自動化する、ルールエンジンと呼ばれるソフトウェアを提供する。

 フロントエンド開発に関しては、OracleはAJAX方式のウェブアプリケーションを記述するプロセスを支援するコンポーネントを開発して、同社のJava開発ツール「JDeveloper 10g Release 3」に搭載した。AJAXは「Asynchronous JavaScript + XML」の略語で、これを利用すると、開発者はウェブサーバから自動的にデータを取得するインタラクティブなウェブページを作成することが可能になる。

 Farrellは、Oracleがすでに同社のアプリケーションの「Collaboration Suite」でAJAXを利用しており、多くの企業ユーザーが、みずからのビジネスアプリケーションを強化する方法としてAJAXの採用を検討するようになっていると述べた。

 Oracleは、自社のJava開発ツールを、アプリケーションサーバと緊密に連携できるようデザインしている。Oracleもほかのインフラストラクチャソフトウェアプロバイダと同様に、サーバソフトウェアのライセンス販売促進を目指し、開発ツールを無料で提供している。

 「われわれのツール部門は、最終的な目的であるランタイムの販売に取り組んでいる。現在では、IntelliJやEclipseなどの、世界中で利用されているIDE(統合開発環境:Integrated Development Environment)と競合するものを提供できるようになった」(Farrell)

 Farrellは、Oracleが「JDeveloper」および一部のEclipse関連製品に力を入れる開発戦略を打ち立てていることを、あらためて強調した。一方、現時点では「NetBeans」開発環境をサポートする予定はないという。

 このほか新Application Serverには、「Enterprise Java Beans 3.0」などの標準に対するサポートや、「Struts」といったオープンソース開発ツールを用いた認証機能などが搭載されている。

 Oracle Application Server 10gの価格は、1プロセッサ当たり5000ドルから。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
開発

関連ホワイトペーパー

SpecialPR