マイクロソフト、「Office Live」のベータ版をリリースへ - (page 2)

文:Ina Fried(CNET News.com)
翻訳校正:尾本香里(編集部)

2006-02-15 12:54

 一方「Office Live Essentials」は、Office Live Basicsと同様のサービス構成になっているが、こちらでは、最大50件の電子メールアカウント、ウェブサイト用ストレージ50Mバイトが提供されるという。また、ウェブ分析のサービスでは、顧客がウェブサイトにたどりつくまでの経路に関する情報も提供される。また、Office Live Essentialsの顧客は、20種類以上のオンラインビジネスアプリケーションにアクセスできるほか、通話料無料の電話サポートを受けられる。なお、Office Live Basicsサービスのユーザーは、電子メールによるサポートしか受けられない。

 さらに「Office Live Collaboration」では、コンタクト管理、プロジェクト管理、経費報告などのビジネスアプリケーションが有償で提供される。Nicollsによれば、Office Liveの対象顧客の多くは今日、ソフトウェアを使って業務情報を管理していないという。

 Microsoftは、Office Live CollaborationやOffice Live Essentialsの価格については言及していない。ただし、同社では、一月あたり50ドル以下の価格であることや、小規模企業が携帯電話サービスやブロードバンド接続サービスに支払っている金額より安いことなど、価格設定にあたっての基準を明らかにしている。

 Office Liveを使って構築されたウェブサイトには、広告は掲載されないものの、Office Liveが使用されていることを示す小さなロゴが表示されるという。ただし、Office Live Basicsのユーザー向けには広告が提供されるため、ユーザー自身は、電子メールをチェックしたり、ウェブサイトのページを編集したりする際にこれらを目にすることになるという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]