BEA Systemsは2月14日、同社のJavaパーシスタンスエンジンである「BEA Kodo」の中核部分を「Open JPA」の名称でオープンソースソフトウェアとして提供すると発表した。BEAは2005年11月に、SolarMetricの買収によりKodoを取得した。
Open JPAは、Enterprise JavaBeans 3.0(EJB 3)仕様のJava Persistence Application Program Interfaces(APIs)仕様(プリファイナル版)に準拠して実装されたソフトウェア。
EJB 3.0のドラフト仕様では、リレーショナルデータベースにおけるメモリ内オブジェクトの永続化に重点が置かれており、たとえばオンラインショッピングのカートや航空会社のチケット予約の中身のような非常駐オブジェクトを、永続的に保持、抽出したい場合に有効な機能となる。
またユーザーは、Open JPAをBEAのWorkshop Studio開発ツールと組み合わせることで、BEAからのサポートを受けることができる。Open JPAは2006年上半期に公開される予定。BEA Kodoは2月14日から評価目的でダウンロードできる。有償版の購入も可能だ。