IBMなど3社、個人情報管理のオープンソース活動「Project Higgins」を推進

CNET Japan Staff

2006-03-03 06:18

 IBM、Novell、Parity Communicationsは2月27日、オープンソースプロジェクトである「Project Higgins」に、3社共同でコードを提供していくことを発表した。

 Project Higginsは、オープンソース団体であるEclipseが運営し、ハーバード大学法科大学院バークマンセンターが開発した概念をベースに、個人情報管理に対するユーザーのコントロール能力を強化するソフトウェアの開発を目的としている。

 同プロジェクトのソフトウェアを利用すると、銀行口座、電話、クレジットカードなどの番号や、医療記録、職務履歴などオンラインで扱う個人情報をユーザー自身が管理できるようになる。

 3社は、Project Higginsにソフトウェアのソースコードを寄贈し、今後他企業に対しても、同プロジェクトへの参加を促していく。IBMは、同プロジェクトの技術をIBMの管理ソフトウェアであるTivoli製品群やIBMコンサルティング部門のサービスに組み込みたい考えだ。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]