サイボウズ、携帯電話事業に参入--ウィルコム端末からグループウェアが利用可能に

永井美智子(編集部) 2006年03月23日 19時58分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 サイボウズは3月23日、ウィルコムと提携して携帯電話事業に参入すると発表した。同日より、10社ほどの企業に向けてテストサービスを開始する。2006年末の商用化を目指す。

 サイボウズが提供するグループウェア「Office 6」に、携帯電話からでも安全にアクセスできる環境を整えるのが狙い。サイボウズはウィルコムから回線を借り入れ、端末やアプリケーションなどと組み合わせて顧客に提供する。

 サイボウズはグループウェア業界でIBMのLotusNotesに次ぐ2位の座にあり、2005年の市場シェアは25.2%となっている。中小企業向けのOfficeと大企業向けのガルーンを合わせて210万人のユーザーを持つ。

 これまでもサイボウズは、グループウェアに携帯電話からアクセスできる機能を持たせていた。しかし、外部からグループウェアに安全にアクセスする環境を構築するには時間やコストがかかることから、この機能を利用するのは顧客の1割にとどまっていた。

 サイボウズが提供する携帯電話サービスでは、端末がサイボウズのリレーサーバを介してユーザーの社内に置かれたOffice 6サーバに接続する。リレーサーバとOffice 6サーバの間の通信はSSLで暗号化される。ユーザーはOffice 6サーバにリレークライアントとサーバ証明書をインストールするだけで利用できるため、負担が少ないとのことだ。

 パートナーにウィルコムを選んだ理由について、サイボウズ代表取締役社長の青野慶久氏は、「いろいろな通信事業者に声をかけたが、最も意志決定が早いのがウィルコムだった。また、定額制にも積極的で、ビジネスケータイの実現に協力的だった」と話す。サイボウズは将来的に、ウィルコムのデータ通信モジュール「W-SIM」を使った独自端末を開発したい考えも持っている。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
ビジネスアプリケーション

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

  • 「奉行シリーズ」の電話サポート革命!活用事例をご紹介

    「ナビダイヤル」の「トラフィックレポート」を利用したことで着信前のコール数や
    離脱数など、コールセンターのパフォーマンスをリアルタイムに把握するに成功。詳細はこちらから

  • デジタル変革か?ゲームセットか?

    デジタルを駆使する破壊的なプレーヤーの出現、既存のビジネスモデルで競争力を持つ
    プレイヤーはデジタル活用による変革が迫られている。これを読めばデジタル変革の全体像がわかる!