松下電器産業は4月11日、主要3キャリアに対応した、AVソフトコーデック商品MediaArtistシリーズの携帯電話向けコンテンツ制作ツール「モバイルコンテンツオーサリングツール2」を5月31日よりライセンス開始すると発表した。
モバイルコンテンツオーサリングツール2は、簡単操作によるコンテンツ一括変換処理と、従来のドコモ、ボーダフォン向けコンテンツに加え、auのEZコンテンツ(着うたフルを除く)の制作に対応した。3キャリア対応に最大4種類必要とした制作ツールの一本化により、複数のツールを使い分ける煩雑な作業環境、制作手順を簡素化できるとしている。
また、独自の音響検索技術により、楽曲の特徴部分(サビ)の自動抽出が可能。試聴向けコンテンツ制作を支援することができる。さらに、音質調整用のパラメータ設定により、音質をコントロールでき、コンテンツの本来の持ち味を引き出し、コンテンツを差別化する可能性を高めたという。
松下は本製品を、楽曲、動画といったリッチコンテンツ制作用のオーサリングツールとして、コンテンツプロバイダや制作プロダクション、音楽レーベル、携帯電話キャリア向けに幅広くライセンス展開をしていきたい考え。
価格は、GUIソフト3本とコマンドラインソフト1本の標準パッケージが315万円となっている。