データベース開発企業のIngresが、同名のオープンソースデータベースとLinuxを組み合わせたバンドル製品を、ホスティング型ソフトウェアのプロバイダをひきつけることを目的に開発中だ。
Ingresは、2005年11月にComputer Associates Internationalから分社化された企業である。Ingresの最高技術責任者(CTO)Dave Dargo氏によると、同社は現在、ホスティング型ソフトウェアを構築および更新するためのソフトウェアを開発するrPathと協力しているという。rPathのソフトウェアは同社Linuxディストリビューションに基づいている。
このバンドル製品の目的は、Ingresで構築したアプリケーションのインストールと管理を単純化すること、そして、カスタムアプリケーションを書く独立系ソフトウェア開発会社(ISV)にとって同オープンソースデータベースを魅力ある選択肢にすることだ。
Ingresは、大手プロバイダの地位を脅かそうとする複数のオープンソースデータベース開発企業のうちの1社である。
Dargo氏は、「このバンドル製品は、Linuxをひとつのエンティティとして含むよう、Ingresを拡張する。Linuxは、統合されたユニットとして管理される」と述べる。
同氏は、あるプログラムのインスタンスをひとつのマシン上で個別に複数動作できる仮想化への感心が高まっているため、データベースとOSを強く結びつけることがより重要となりつつあることを付け加えた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ