日本アイ・ビー・エム(日本IBM)は4月13日、秋田銀行が顧客情報の分析を行うためのシステム「データベースマーケティングシステム」を刷新したことを発表した。システムは2006年4月1日に稼働した。
秋田銀行では、1998年にデータベースマーケティングシステムを構築。複雑な検索を高速で処理する必要があるため、更新や削除などの処理よりも検索性能を重視して活用してきた。しかし、専用機では、業界標準の開発ツールを活用できない、IT資産の維持、運用管理が困難、専門に技術者を育成する必要がある、といった課題を抱えるようになっていた。
そこで秋田銀行は、従来のシステムと同等のパフォーマンスを持ちながら、オープンで汎用的なシステムを検討。IBMのUNIXサーバ「IBM eServer p5」と、IBMのデータベース管理ソフトウェア「IBM DB2 UDB」の組み合わせを採用した。また、IBMの運用管理ソフトウェア「Tivoli Storage Manager」を活用したことで、自動的に数時間でバックアップを取得できるようになった。