Citrix Systemsは米国時間5月8日、Reflectent Softwareを買収したことを明らかにした。今回の買収によりCitrixは、デスクトップ用アプリケーションの稼働状況を監視するモニタリング市場に手を広げることになる。
ネットワーク関連のソフトウェア企業Citrixは、Reflectentの買収によって現在の製品群とは別の製品群を投入する予定だ。今回の買収は、Citrixにとって2006年になって初めてのものだ。同社は2005年には数社を買収している。
Citrixのマーケティングおよびプロダクトストラテジ部門でバイスプレジデントを務めるWes Wasson氏は「Reflectentはユーザーの視点からアプリケーションの稼働状況を監視している」と述べ、「このことは、迅速かつ低コストでミッションクリティカルなアプリケーションをユーザーに提供するのに役立つ」と語った。
マサチューセッツ州に拠点を置くReflectentは従業員31人からなる企業で、「EdgeSight」という製品を販売している。これはCitrixを使用したサーバであれば、ユーザー数などの情報をリアルタイムに把握できるよう設計されている。
Reflectentの主な製品はすでにCitrixとの統合が可能である、とReflectent最高経営責任者(CEO)のLou Shipley氏は述べた。同氏はまた、同社のテクノロジはCitrixの中心的クライアント/サーバ用アプリケーション「Presentation Server」のほか、ウェブアプリケーションの稼働状況を計測するソフトウェアを補完するだろうと述べた。
Reflectentは今後もマサチューセッツ州ウェストフォードで、Citrixのマネジメントシステムグループとして業務を続ける予定だ。今回の買収について、金銭的条件は明らかにされていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ