日立情報システムズとIDSシェアー・ジャパンは5月18日、金融商品取引法案(日本版SOX法)で求められる内部統制への対応を支援するため、IDSシェアーのビジネスプロセス管理(MPM)ソフト「ARIS」の販売および導入支援サービスを共同提供すると発表した。
日本版SOX法では、2008年4月以降の事業年度より、内部統制システムの導入を上場企業に義務付ける。これにより、上場企業は内部統制が有効に機能していることを報告するために、重要な業務プロセスでリスクコントロールマトリックス(RCM)文書の作成などが必要となる。
ARISは、業務改善および改革、IT導入、リスク管理などを目的とするBPMソフト。内部統制の文書化やテスト、評価、改善を含む一連の作業を支援するツールとして利用されており、国内200社以上、全世界で5000社以上の導入実績があるという。
今後、両社は内部統制構築でARISを効果的に活用できるテンプレートの開発、日立情報の営業網を通じたARISの販売および導入支援、パイロットプロセスの文書化支援サービスなどに、共同で取り組む。