シトリックス、2つの新製品でアクセスプラットフォーム戦略をさらに拡充

山下竜大(編集部) 2006年05月24日 00時12分

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 シトリックス・システムズ・ジャパンは5月23日、ウェブアプリケーションのレスポンスを高速化するアプリケーションデリバリ製品「Citrix NetScaler System」およびウェブアプリケーションファイアウォール製品「Citrix Application Firewall」を発表した。

 今回発表されたCitrix NetScaler SystemおよびCitrix Application Firewallは、Citrixが2005年に買収したNetScalerのアプリケーションデリバリ製品、Terosのウェブアプリケーションファイアウォール製品をCitrixブランドで日本市場に投入するもの。

 シトリックスでは、両製品の提供により同社が推進するアクセスプラットフォーム戦略をさらに拡充する。

Citrix NetScaler System Citrix NetScaler Systemは、Citrixが2005年に買収したNetScalerのアプリケーションデリバリ製品をCitrixブランドで日本市場に投入される。

 Citrix NetScaler Systemでは、ロードバランスやコンテンツスイッチング、不正な攻撃の防御、予期しないピークトラフィックからのシステムの保護などの機能によりアプリケーションの可用性を最大化することが可能。

 また、先進的なTCP最適化や動的/静的なキャッシュが可能な「AppCache」、データ圧縮機能である「AppCompress」および差分圧縮機能の「AppCompress Extreme」などの機能により、アプリケーションデリバリのパフォーマンスを最大15倍まで加速できる。

 さらに、暗号化処理の負荷を軽減する「SSLオフロード」やコネクション管理の作業を軽減するTCP多重化およびバッファリングなどにより、より多くのユーザーやアプリケーションを最低限のインフラや投資によりサポートすることを可能にする。

 一方、Citrix Application Firewallは、既知および未知の攻撃から重要なデータを防御するウェブアプリケーションファイアウォール。正常な通信のみを許可する「ポジティブセキュリティモデル」を採用により導入後のメンテナンスが不要なほか、シグネチャファイルなどのアップデートも不要、自動学習機能の搭載により、セキュリティポリシーの設定を大幅に簡略化することができる。

 現在、ウェブインフラ上には、クレジットカード番号や社員番号、銀行口座番号、パスワードなどの機密データや個人情報がやり取りされていることから、従来のネットワークレイヤーにおけるファイアウォールが必要なことはもちろん、アプリケーションレイヤーでの高度なセキュリティの確保が課題になっている。

 Citrix Application Firewallの導入により、これまでのネットワークレベルのセキュリティーソリューションでは防げなかったSQLインジェクションやCookieの改ざんなどのウェブサービスを狙った脅威も防ぐことができるという。

新製品を発表する大古社長 シトリックスの代表取締役社長である大古俊輔氏。

 シトリックスの代表取締役社長である大古俊輔氏は、「どれだけのアクセスがあるか予測が難しいウェブアプリケーションでは、パフォーマンスの悪化はビジネスチャンスの喪失につながる。高いパフォーマンスとセキュリティを低コストで実現することが必要。シトリックスのアクセスプラットフォーム戦略では、いつでも、どこからでも最適なアクセスが可能なプラットフォーム製品を提供する」と話している。

 Citrix NetScaler Systemは2006年5月31日より、Citrix Application Firewallは2006年6月1日より出荷が開始される予定。価格は、Citrix NetScaler Systemが306万2300円より、Citrix Application Firewallが430万円よりとなっている。

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