F5ネットワークスは6月7日、東京放送(TBS)が系列局との設備共有のために同社のSSL VPN製品「FirePass」を採用したことを発表した。
TBSでは、自社のワンセグデータ放送通信設備を一部の系列局と共有するために、セキュアなリモートアクセス環境の構築を検討。外部から不正なアクセスを受けない厳重な管理と柔軟なアクセス制限を必須要件とした。
そこでTBSは、クライアントの環境に依存せずに導入できることと、SSL通信によるセキュアなリモートアクセスを実現することを評価し、FirePassの採用を決定。遠隔地のいくつかの系列局との通信サーバの共有をSSL VPN環境で実現した。
今後TBSでは、個人情報などの重要な情報に社内からアクセスする際にもFirePassを経由した閲覧のみを許可することで端末に情報を残さず、アクセス制御も実現するなど、さまざまな展開を検討している。